ドイツの動物病院で混合ワクチンを接種:感染症の詳細と費用

病院に行くたくない犬

こんにちは、Soyです。

日本の実家で飼っていたトイプーのマメをドイツに連れてきました。

先日、日本で6種混合のワクチンを接種してからちょうど1年が経ったので、動物病院にて再びワクチンをお願いしてきました。

今回は、ワクチンの詳細やかかった費用などをご紹介します。

ワクチンの種類

ワクチンの種類には、生ワクチンと不活化ワクチン、そしてトキソイドがあります。どういった違いがあるのでしょうか。

生ワクチン(乾燥凍結)

生ワクチンは、予防対象の病原体の病原性を低くしたものを原材料としています。つまり、生ワクチン接種は弱体化した病原体を感染させることなんですね。

病原体は体内で増殖し、それに反応した体が免疫システムを稼働させ、その病原体に対する防御力を獲得するという流れです。

そのため、ワクチン接種後は体がだるくなったり食欲がなくなる、注射した患部周辺が熱を持つという副作用のようなものがあらわれます。

不活化ワクチン

狂犬病のワクチンは不活化ワクチンですね。不活化ワクチンは、病原体の感染能力を不活化(失わせる)したものを原材料としています。

そのため、生ワクチンに比べて得られる免疫力は弱いです。

日本では犬の狂犬病ワクチン接種は1年に1度ですが、狂犬病リスクの高い国へ旅行する人は、1年の間に3回接種することを推奨されていますね。3回の接種でようやく充分な免疫力が得られるのです。

トキソイド

トキソイドは、病原体が作り出す毒素の毒性をなくしたものを原材料としています。

こちらも不活化ワクチンと同じように、複数回の摂取により免疫力を得られます。

6種混合ワクチンの内容

1年前に日本で受けたワクチンは、ゾエティスのデュラミューンMX6という乾燥ワクチンです。内容は、犬ジステンパー、犬アデノウイルス(2型)感染症、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症混合(コポリマーアジュバント加)の予防です。

病名・感染症名を聞いたところで、感染経路も感染後の症状も知りませんよね。というわけで調べてみました。

6種混合なのに5つしか感染症名がありませんね。多分、犬アデノウイルスの1型も含まれているのかな?

犬ジステンパー(CDV)

感染経路

ジステンパーウイルスに感染した犬の目やに、鼻水、唾液、尿、糞便との接触。

また、咳やくしゃみなどによる飛沫物。

症状

目やに、鼻水、発熱、食欲の低下

ジステンパーウイルスが脳神経細胞や脊髄神経細胞に侵入すると、痙攣が起こる。

また、脳の炎症、歩行困難障害、最悪の場合には死に至る可能性もある。

感染後の治療法

なし。細菌の二次感染を防ぐための抗生物質投与など、対症療法のみ。

犬アデノウイルス(2型)感染症(CAV1,2)

アデノウイルスには1型(伝染性肝炎)と2型(伝染性喉頭気管炎)がありますが、2型のワクチンだけでどちらも予防できます。

感染経路

犬アデノウィルスに感染した犬の分泌物や排泄物、咳やくしゃみなどの飛沫物との接触。

症状

1型では、発熱や下痢、嘔吐、腹痛など。比較的重い症状を示すことが多い。

2型の主な症状は咳。また、風邪のような発熱、鼻水、食欲不振。感染率は高いが致死率は低い。

感染後の治療法

有効な治療薬はなし。

二次感染予防のための抗生物質投与や点滴など、対症療法のみ。

犬パラインフルエンザ(CPIV)

感染経路

犬パラインフルエンザに感染した犬の咳やくしゃみ、飛沫物との接触。

症状

咳、鼻水、発熱、食欲不振など。

単独では症状が軽いが、他のウイルスや細菌との混合感染では症状が重くなる。

感染後の治療法

混合感染により症状が酷い場合は、咳の緩和のための治療薬投与、また二次感染予防のための抗生物質投与が行われる。

犬パルボウイルス感染症(CPV)

犬パルボウイルスには1型と2型がありますが、現在重要視されているのは2型だそうです。また、2型の中にも腸炎型と心筋炎型の2種類があります。

感染経路

犬パルボウィルスに感染した犬の排泄物、嘔吐物などとの接触や、同じおもちゃを使って遊ぶなどの間接的な接触。

症状

腸炎型では、発熱や食欲不振、また下痢や嘔吐。酷い場合は血便や脱水症状、最悪死に至ることもある。

心筋炎型では、突然の吐き気や不整脈、呼吸困難など。3〜12週齢の子犬に見られることが多く、急性症例の場合は多くが呼吸困難により急死する。

感染後の治療法

嘔吐、下痢による脱水症状緩和のための点滴、二次感染予防の抗生物質投与など。

犬コロナウイルス感染症(CCV)

感染経路

犬コロナウイルスに感染した犬の排泄物、嘔吐物などとの接触。

症状

成犬は、感染しても症状が出ないことが多い。

子犬の場合は、下痢・嘔吐、食欲不振などの症状が現れる。胃腸炎を起こし、血便、オレンジ色がかった便などを排出する。最悪の場合は死に至る。

感染後の治療法

下痢や嘔吐を抑える薬の投与、また脱水症状を緩和するための点滴や、二次感染予防のための抗生物質投与など。

ドイツで受けた混合ワクチン

ドイツの動物病院では、ノビバックのSHPPiとL4の混合ワクチンを摂取しました。日本で取り扱われているものとは少し異なるようです。こちらも1年間免疫が継続されます。

SHPPiには、成犬では症状の出ることが少ない犬コロナウイルス以外の4種が入っています。L4は、犬レプトスピラ病に対する不活化ワクチンです。

犬レプトスピラ病

感染経路

レプトスピラ菌に汚染された土壌や水。ネズミなどの野生生物との接触。

症状

症状が出ない場合も多いが、発症した場合には肝臓・腎臓の機能に障害が現れやすい。

発熱、出血、腎不全など、最悪の場合は死に至る。

感染後の治療法

感染の初期は、抗生物質により治療が可能。

費用

今回のワクチン接種では、ワクチン代70ユーロと、19%の消費税で83.30ユーロでした。

おそらくちょっと高めです。というのも、カード支払いと現金支払いで多少値段を変えているようなのです…。カード支払いの場合は、カード会社から動物病院側がいくらかの手数料を引かれてしまうんですね。

前回は請求書を作る前に支払い方法を聞かれて、カードと答えました。今回は聞かれずに請求書を作成されましたが、前回同様カード支払い用の少し高い金額が記載されたのではないかと思います。

実は、現金で払うよと言ったときに、事務員さんと獣医の先生が「あら」という顔をしてアイコンタクトしていたんですよね。だからおそらく…ですが間違いないかなと思います。

ドイツではわかりませんが、日本ではカード支払いに条件をつけるのは規約違反なんです。例えば、5,000円以上の支払いのみや、カード支払いの場合はポイントカードにポイントがつかないなどですね。

そのため、カード支払いの客に対して手数料を上乗せするのも違反です。

今回のことでは正直「ん〜」という気分になりましたが(笑)、私も経営者の立場ならしっかり考えて対策をすると思います。先生や看護師さんたちは仕事熱心で、うちのマメのこともめちゃくちゃに可愛がってくれるし、経営者としてもしっかりされている人だということで、これからもお世話になります。

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