動物病院でEUペットパスポートを作ろう!料金・必要書類は?

黒光りぃぬ

こんにちは、Soyです。

先日、日本の実家からドイツに犬を連れてきました。EU諸国では、ペットの犬や猫と気軽に旅行ができるように「EUペットパスポート」の発行が推奨されています。

私たちも、一緒に夫の実家イタリアに帰ったり旅行したりできるよう、EUペットパスポートを作成することにしました。

今回は、EUペットパスポートの詳細とかかった費用、必要書類などをご紹介します。

EUペットパスポートの利便性

犬を日本からドイツに連れて入るときもそうですが、動物を外国に連れ込むにはその国によって様々な条件が課せられます。例えばドイツの条件は、狂犬病の予防接種を受けていることのみですが、フィンランドではエキノコックスに対する処置も必須です。

車や電車でも国境越えできる地続きのEU諸国内で、犬の移動のために毎回異なる書類を用意するのはとても大変ですよね。

そのため、EUで有効なペット用の旅券「EUペットパスポート」により、その不便さを解消できるようになりました。

EUペットパスポートには、ペットの名前や生年月日、受けた予防接種の種類や有効期限、抗体検査の結果などの情報が獣医師によって書き込まれます。飼い主としても、これまでの通院履歴が一目でわかるので嬉しいですね。

EUペットパスポートが始まったのは2004年。制度としてはまだ新しいですね。ドイツでは、以前からこれとは別の「予防接種手帳(Impfausweis)」が発行されていました。しかし、これはドイツ以外の国では有効ではないためEU旅行ができません。ペットの寿命を考えると、これからはパスポートを持つ割合の方がグンと増えてきそうですね。

EUペットパスポートが必要な動物

猫と犬

EU諸国内でペットと旅行するためにはEUペットパスポートが必要なのですが、動物の種類によってはこの限りではありません。

現時点でEUペットパスポートが必要なのは、犬・猫・フェレットです。

鳥・うさぎ・モルモットには必要ありません。

EUペットパスポートを紛失したら

ほとんどの場合、動物病院がこれまでの予防接種履歴や病歴、治療の経過など、すべての情報を保管しているはずです。そのため、EUペットパスポートの再発行に問題はありません。

ただし、情報が保管されていない場合は、再び狂犬病やその他の予防接種をもう一度はじめから受け直さなくてはいけない可能性があります。

きちんとしていて信頼できる獣医さんにかかりたいものですね。

EUペットパスポートの見た目と中身

EUペットパスポート

EUペットパスポートの見た目は、EU連合の規定でどの国で発行しても同じです。表紙は青で大きさは100×152mm、ヨーロッパの紋章である星の輪と、「欧州連合」の文字の下に発行国の名前が表示されます。

表紙は発行国の公用語のみですが、中身は英語と発行国の公用語で書かれています。

I.飼い主の情報

飼い主の情報は、1〜6人まで記入できます。この人数は家族のためなのか、もしくは譲渡などによって飼い主が変わったときのためのものなのか…。私たちの場合は私の名前のみで、夫の名前は記入されませんでした。

名前・住所・電話番号(任意)・サインを記入します。

II.ペットの情報

ペットの名前・動物の種類・犬種・性別・生年月日・毛色・その他特徴(任意)

写真のスペースもあるので、任意で貼ることもできます。

III.ペットの識別番号

マイクロチップ(タトゥー)の番号・マイクロチップ(タトゥー)を確認した日・マイクロチップ(タトゥー)の場所

このページの情報は、他のすべての情報よりも一番初めに記入される必要がある、との注意文があります。

それに関係しているのか、このページだけ上から保護シートを貼る決まりがあるようです。

IV.パスポート発行場所

EUペットパスポートを発行してくれた動物病院の情報ですね。きちんと署名ももらいましょう。

V.狂犬病予防接種履歴

狂犬病の予防接種履歴を記入できるページが4ページ14回分あります。予防接種の製品名・製造会社・有効期限などが記載されます。

VI.狂犬病抗体検査と追加検査

狂犬病の抗体検査と、それに付随する追加の検査に関する情報をそれぞれ2回分ずつ記入できるようになっています。

狂犬病の抗体検査は、もし日本へ帰国することになったら必要です。

それにしても、2回分って少ないような気がしますが……2冊目を発行するペットもいるのでしょうか。

VII.エキノコックスに対する処置

エキノコックスに対する処置の情報が7回分記載できます。

エキノコックスというのは寄生虫の一種ですね。キツネや犬のフンに混入したエキノコックスの卵胞が、水分や食事を通した経口感染により引き起こす感染症です。

VIII.寄生虫に対する処置

寄生虫に対する処置についての情報を4ページ14回分記載できます。

IX.その他の予防接種

その他の予防接種について、4ページ14回分記載できます。

このページには、日本で受けた6種混合ワクチンについての情報を記載してもらいました。

X.健康診断

このページでは、動物病院にて「旅行をするのに問題のない健康状態である」ということを確認してもらい、署名してもらいます。7回分の署名場所があるため、7回旅行できるということですね。

やはり、2冊目の発行が必要なペットはたくさんいそうです。

EUペットパスポート作成にかかる費用・必要書類

EUペットパスポートの作成は、動物病院でお願いできます。費用に関しては約10ユーロ前後とのことですが、獣医さんによって金額はさまざまです。ちなみに、私たちがお世話になっている動物病院では40ユーロでした。もちろん、初診代20ユーロは別ですよ。

必要書類に関して、海外から動物を連れてきた場合は、出国の時に作成した輸出検疫証明書で事足ります。

EUペットパスポートの作成時に聞かれる質問は、犬の名前・生年月日・マイクロチップの番号・去勢あるいは避妊手術の有無・犬種・飼い主の名前・住所・電話番号などです。

マイクロチップの番号は、動物病院でも改めて確認をとられます。

予防接種の履歴などは、動物病院ですでにわかっていることなので問題ないかと思います。動物病院を変えた場合は、これまでの履歴がわかる「Impfausweis」があればいいですね。

動物病院の探し方

最後に、優良な動物病院の探し方をご紹介します。

私がいつも病院やレストランを探すとき、「Googleマップ」のレビューを非常に参考にしています。というのも、Googleマップのレビューは信用度が高いからですね。

動物病院は、「Tierarzt」で検索できるのでマップ上で一度探してみてはいかがでしょうか。ベルリンでは、Tierarztのレビューはだいたい4.4以上が多いです。良い獣医さんが多いんですね。

レビュー数とレビューの星の数を相対的に見比べて判断することをおすすめします。

ただし、動物病院のすべてがGoogleマップに載っているわけではありません。マップで近くの獣医さんが見つけられない場合は、Tierarzt-Onlineverzeichnis.deでも探してみましょう。

またペットを飼い始めたら、かかりつけの獣医さんとは別に、緊急時に頼れる動物病院も確認しておいた方が良いです。ドイツ語では、「Notdall Tierarzt」または「Notdienst Tierarzt」と検索すると見つけられます。営業時間、連絡先をメモしておきましょうね。

4 COMMENTS

うさ

こんにちは。ペットパスポートはEU圏外からの旅行者でも滞在中に作ることは出来るのでしょうか?

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Soy

うささん、こんにちは。
とくに滞在スータスは問われなかったので作れるかもしれませんね!動物病院にお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

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うさ

Soy様、返信ありがとうございます。
ヨーロッパ3ヶ国犬連れで旅行する予定なので、取得出来れば助かるので、現地の動物病院に問い合わせてみます。

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Soy

うささん
わぁ!素敵ですね!それだとたしかにあった方がいいですね。安全で充実した素敵な旅行になることをお祈りしています!

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