矛盾するIATA基準に混乱!飛行機に乗せる犬のキャリーの選び方

flight with a dog

こんにちは、Soyです。

今回、一時帰国を終えて日本からドイツへ戻るにあたり、実家の犬を一緒に連れてくることになりました。いろいろ調べてみたけれど、犬を輸出するのは、思ったよりも簡単そう!これなら大丈夫かも。

と思った矢先、飛行機に持ち込めるペットキャリーの「IATA基準」に悩まされることに( ꒪⌓꒪)

IATA基準ってなに?基準を満たすキャリーはどこで買えるの?

調べてわかったこと、実際にどのキャリーを購入して飛行機に乗ったかなどをご紹介します。

結論から言うと...
結局、IATA基準を満たすソフトタイプのキャリーは見つからず、普通のソフトキャリーを購入。チェックインなどで確認されることもなく無事に搭乗。

航空会社から求められるIATA基準のキャリーとは?

今回の一時帰国では、フィンエアーを利用しました。フィンエアではペットの大きさにより、ペットを機内に持ち込む方法と貨物室に預ける方法のどちらかで輸送できます。

またそのときに、ペットをいれるキャリーの種類がIATA(国際航空運送協会)の規定に準拠している必要がある、と明記されています。

IATA(国際航空運送協会)の規定

IATAで規定されているペットキャリー、輸送コンテナにはさまざまな条件があります。ドアは偶発的に開くことができない仕組みであることや、素材は毒物でないことなどですね。ペット以外の動物も含めた前提で規定されています。そのため、あまり細かく考える必要のない条件もいくつかあるようです。

私たちが気をつけなければいけないのは、「犬とキャリーのサイズ」です。

動物が立ったり、向きを変えたり、横になったりすることを自然に行えるような広さが求められています。また、キャリーは少なくても3サイドに喚起口がなくてはなりません。この喚起口は、動物が逃げられないような大きさであるか、メッシュで覆われている必要があります。

IATA基準

引用:IATA Live animals regulations

犬が自然に動ける大きさだとこのようなサイズになるようです。

IATAと航空会社:異なる規定のすり合わせ

私が利用したフィンエアーは、ハードタイプよりもソフトタイプのキャリーを推奨しています。キャリーは前の座席の下に収納するため、柔軟性が必要なのです。

またキャリーの大きさは、機内手荷物の最大寸法56cm×45cm×25cm以内でなければいけません。

私の犬はAが52cm、Dが43cmなので、機内手荷物の最大寸法以内です。しかし、まずこんなに大きなソフトキャリーは見つかりません。さらに、今回のフライトはシェンゲン協定エリア内で乗り継ぎがある便だったのですが、そのときの飛行機は小型なので、最大寸法が55cm×40cm×20cmと規定されていました。

20cmというのがキャリーの高さなのですが、今度は逆にこんなに低いソフトキャリーもありません。そして、犬も自由に動き回れません。どうすればいいの〜

ハードキャリーなら簡単に見つかる

「IATA キャリー」で検索すると、ハードタイプのキャリーは割と簡単に見つかります。しかし、ハードだと座席の下にはしまえないし、貨物行きになります。最終的にはそれでも仕方がないのですが、振動や大きな音がする知らない場所に、長時間放っておくのはとてもかわいそうです。

犬のサイズ的に機内に持ち込める範囲内なので、なんとか手荷物として一緒に搭乗したい。そう思ってハードキャリーは選択肢に入れませんでした。

「IATA ソフトキャリー」で検索しても、なかなか「IATA基準クリア」の表記があるソフトキャリーには出会えません。「飛行機OK!」や「機内持ち込み可」という表記はたくさん見つかります。しかし心配性の私としては、

Soy

わかる、わかる。それ手荷物としての条件はクリアってことな。

でも、ペットを入れるコンテナとしてIATAの基準をクリアしてるのとはまた違うんやろ?

だって喚起口少ないし…。

と思ってしまうんですよね〜(๑•́ ₃ •̀๑) IATA基準を満たすなら、堂々と「IATA基準クリア!」と明記してほしいものです。

IATA基準を満たさず搭乗できた私のキャリー

探しても見つからなかったので、結局IATAの基準も航空会社の条件も満たさないソフトキャリーを購入しました。あとは、チェックインと搭乗のときに誰にも何も言われないことを祈るしかありません。

飛行機に何度か乗ったことのある人はご存知だと思いますが、チェックインのとき、荷物の重さは計られてもサイズは計られないことが多いです。ただし、「生き物」を持ち込む場合は例外的にサイズ計測される可能性があります。

ちなみに、私が購入したキャリーはこちらです。

サイズは46cm×28cm×28cmで、 IATAの基準も航空会社の条件も満たしていません。喚起口は天井、正面の2箇所のみです。ただし、画像のように左右前後を拡張することが可能なので、高さ以外はかなり広くなり喚起口も増えます。

中の白いマットは、ペラペラでまったく良くありませんでした。代わりに、犬のお気に入りの毛布を入れてあげました。

頑丈な作りなので型崩れはしにくいですが、ソフトキャリーなので座席の下にフィットする柔軟性はあります。

犬 in 飛行機

フライト中は、リラックスして大人しくしてくれていました。やはり犬にとっては、飼い主が一緒にいる方が精神的に良いですね。

空港で誰にも何も言われなかった犬の存在

正確には、日本出国の際の荷物検査場で「犬!?」と言われて航空会社に確認をとられましたが……(笑)。

関空でのチェックイン・荷物検査・出国審査・搭乗、ヘルシンキでの入国審査・荷物検査・搭乗、そしてベルリンでの入国。

すべてのタイミングでソフトキャリーの大きさや設備を審査されることはありませんでした。むしろ、最近普及してきた自動ゲートでの出国・入国では、犬の存在に気付かれることすらなかったのではないかと思います。

つまり、機内持ち込みのソフトキャリーはなんでもOK

いえ、「なんでも」は言い過ぎました(๑*o*๑)

商品説明に「旅行用・飛行機用・機内持ち込み可」といった表現があるものはだいたい大丈夫だと思います。とりあえずは、犬が快適に過ごせるもの、座席の下にしまえる大きさ・柔軟性のあるものだったら問題ないでしょう。

みなさまが、愛犬愛猫と快適な空の旅を過ごせますように!

16 COMMENTS

ぷー

こんにちは!
同じくフィンエアーで犬を連れてヨーロッパへ移住するので、記事とても参考になりました。
教えていただきたいのですが、いろんな航空会社の規定を見ていると、キャリーの中にお水を入れないといけないと書いてあるのですが、どんな容器を使われましたのでしょうか?
移住後にLCCでEU圏内いろいろ旅行しようと考えているのですが、LCCですと、キャリーバッグのサイズが高さ20cmまでが多いようなのですが、そのあとは大丈夫でしたか?(もちろんLCCによって違うと思うのですが・・)

教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

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Soy

ぷーさん
コメントありがとうございます!
お水を入れないといけないというのは見逃していました!でも一応、ペットボトルを差し込める給水器を持ち込みました。ストローのような長い飲み口のついたものです。換気口を少し開けて先を差し込むだけなので水がこぼれることもなく使いやすかったですよ!
こちらへ来てからはまだ旅行に行ってないのですが、夏にアリタリアに乗ります。たしか25cmだったかな?手持ちのキャリーはサイズが完全にオーバーしてます。どうなるかはまだわかりません…。あと、ドイツ-イタリア間をLCCで探すとだいたいペット不可でした。なのでLCCのことはちょっとわからないんです(´`)
サイズオーバーだから置いていけ!とは言われないと思うんですが…やはり心配ですよね
お役に立てず申し訳ないです。

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ぷー

Soyさん
お返事ありがとうございます!
あぁーー、給水器という手がありましたね!(ゲージとともに先日処分してしまいました><。。また買わなければ)

バッグはSoyさんと一緒のものを購入させていただきました!
マチが広がるタイプは知らなかったので、これはすごい…!と感動しました^^

アリタリアはチェックが緩そうな気がしますね^^きっと大丈夫だと思います!
ドイツーイタリアのLCCはペット不可が多いんですね。
私はフランスへ移住するのですが、フランスーイタリア間だとLCCでもOKなところが多そうです(ペット料金が50€前後かかるみたいですが)。高さは20cmまでなので規定オーバーですが、フランスもチェックが緩そうなのでチャレンジしてみる価値はありそうです。笑

お返事ありがとうございました!
また遊びに来ます♪

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Soy

ぷーさん
フランス素敵ですね♪かわいくて美味しいスイーツがたくさんあるのでとても羨ましいです!笑
そうなんですよね、なにげにペット料金がけっこうかかります〜アリタリアも欧州内で片道70ユーロなので、往復にすると人間と同じかそれ以上の値段になりますでもそれ以上にペットとの旅行には価値がありますよね♪
お互い問題なく渡航できますように!

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mayu

コメント失礼致します。
オランダへ移住予定で9歳のパグを機内持ち込みで準備中です。
短頭種の飛行機へのリスクは承知の上でお聞きしております。ルフトハンザでフランクフルトまで行くのですが、規定が8キロでギリギリなのですがバッグの高さが少し大きい物を持っていて他にないかと探しており、こちらにたどり着きました。
ソフトであれば座席に置けるのとこのタイプであればかなり広くなるので良いと思ったのですが航空会社によってやはり対応は違うかとは思うのですが何も言われない事を願うばかりです…
他の方で規定サイズをオーバーしていてもルフトハンザでokになり機内で帰ってきたという方もいて正直どんな感じなのか困惑しております。
事前に確認などはされておりましたでしょうか?それからワンちゃんの体重は何キロでしたでしょうか?またルフトハンザをお使いになられたご経験はございますでしょうか?
質問ばかりで大変恐縮ですがご返答頂けましたら幸いです。
よろしくお願い致します。

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Soy

mayuさん、コメントありがとうございます!
まず、ご質問への回答です。
事前確認について…ペットの機内持ち込みをオンラインで申し込む時に、正直にキャリーの大きさ(規定オーバー)をそのまま申告しました。すると、「許可できません」というメールが返ってきて、問い合わせ窓口に質問したら「規定のサイズを申告してください」と言われました。ニュアンスとしては、「実際のサイズはどうでもいいからとりあえず規定のサイズ内で申請を送って」という感じでした(笑)。それで許可をもらって、実際に空港では一度もサイズ確認がなかったという感じです。
ワンコの体重は5kgでキャリーは2kg弱だったかな?なので重さは大丈夫だったのですが、実際にはサイズだけでなく重さの確認もありませんでしたね〜。
ルフトハンザは犬と一緒に使用したことはありません。でも、関空の検疫所にて「ルフトハンザじゃないんですね〜」と言われたのがとても印象的でした。おそらくルフトハンザを使用してペットとヨーロッパに行く人が多いのではないでしょうか??
ちなみに https://soybelln.net/germany/living/flight-with-a-dog の記事でフライト時の様子を詳しくレポートしています!良かったらご覧になってください♪
mayuさんのパグちゃん、何事もなく無事に一緒にフライトできますようお祈りしてます!!

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mayu

soyさん
ご丁寧にご返信、どうもありがとうございます!
ご返信を頂いていたのに、たった今気づきました。大変失礼致しました…
記事を読ませて頂き色々とリアルな体験でとても心強いですしフライトのイメージもなんとなく湧くことができました。正直犬の移住に関してあまり情報がないと感じたのでsoyさんの存在はとても勇気付けられます。ルフトでペットを連れて行かれる方が多いのも少し安心しました。
来週オランダへ飛びますが無事に着けるよう祈るばかりです。
本当にありがとうございました!

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あき

 はじめまして。今年、アイスランドにフィンランド経由で犬を連れて行こうと考えておりますが、ロングフライトで、出来れば足元に置いておきたいのですが、うちのワンコはすでに5.5kg..中型犬でもう少し大きくなるよていです。ソフトキャリーにならせようと思い、購入したソフトキャリーには臭いが強いのか全く入ってくれず、、
このバッグはどうでしたか??

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Soy

あきさん
はじめまして!
正直もう覚えていないのですが、こちらの記事で紹介しているキャリーの臭いはそんなに強くなかったと思います。
そんなに気になった覚えがないので…。
ただ犬によっては嫌がることもあるかもしれません。
実店舗でワンちゃんが嫌がらないバッグを買ったほうが確実だとは思います!

まり

こんにちは。日本からタイに犬を連れて行く予定でとても参考になりました。日本からタイですと、大韓航空が5キロまでokなのですが、我が家の犬はダイエットさせても4キロ程です。バックの重さを教えていただけると助かります。

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Soy

まりさん、こんにちは。
タイ大好きなので羨ましいです!!ブログで紹介しているバッグは、カスタマーQ&Aという項目のところに1.65kgと書いてありました。ワンちゃんと無事に安全な旅ができるようお祈りしています!

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Yukiko

こんにちは!初めまして。コメント失礼します。現在ポーランド西部に住み始めた者です。私の場合は猫で、わんちゃんじゃないのですが同じく実家にいる猫の事で将来を考えて連れてくる事を考えて情報収集していてたどり着きました。状況が似ていたので本当に参考になりました。
そこで一つお聞きしたいのですが、マイクロチップの情報は、出国時は飼い主(私)の住所は国内のままではまずいと思ったのですが、実際はどうすべきでしょうか。現在装着中のマイクロチップの会社に問い合わせたところ、外国の住所には書き換えられないと言われてしまいました。Soyさんはわんちゃんとの出国時、マイクロチップにはどちらの住所を登録されていたのでしょうか。もし可能であれば教えていただけたら幸いです。大変参考になる記事がたくさんで本当に助かりました。あと、私も京都が大好きで、婚姻時に本籍を京都にしたくらいです(笑)また遊びに来させて頂きます:D 長文失礼しました。

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Soy

Yukikoさん
コメントありがとうございます!
マイクロチップの情報は実家の住所(日本)になってます。ちなみに、マイクロチップの確認は、日本の動物検疫所とドイツの動物病院(ペットパスポート取得時)でしかされませんでした。そのときは、チップの番号だけ確認していたと思います。なので、おそらく大丈夫ではないでしょうか(^^)
京都お好きなんですね!私は離れてからやっと京都の良さを実感してきました…(笑)
ありがとうございます。ぜひぜひまた♪
Yukikoさんのネコちゃんも無事にポーランドにお引越しできますように♪

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Yukiko

Soyさん
返信が大変遅くなってしまいました。ご親切に詳しくお答えいただいて大変助かりました。貴重な情報をありがとうございます!私もこちらで問題なく自分の猫と楽しく暮らせるように時間をかけてリサーチしてみます。 京都は本当にそうですね! 日本を出てから京都の写真とか、グルメ情報をやたら見てしまいます 笑 またSoyさんのブログに遊びに来ます!ありがとうございました (^^)

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cocos_ctk

本日羽田からルフトハンザで犬をドイツへ連れて行きます。
soyさんの記事を参考に、同じキャリーを購入させていただきました。

チェックインの時にバッグのサイズを計られました!
「これ、柔らかいので!」とグイグイ押して規定のサイズ以下になることを見せてパスしましたが、その辺りはもしかして担当者によるのかもしれません。

参考になるんだかならないんだか微妙ですが、サイズのことを気になさっている方がいらっしゃったので一応シェアさせていただきますね。

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Soy

cocos_ctkさ〜ん!
インスタ拝見しました!今日だったのですね!
情報シェアありがとうございます!!
やはり担当者によってサイズや重さのことを言われたりするんですね。
でも無事にパスされて良かったです!
このまま何事もなくドイツに到着しますように!

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