フィレンツェカードのお得な使い方!72時間以上楽しめる裏技

フィレンツェカード

こんにちは!先日、イタリアの花の都「フィレンツェ」を訪れたSoyです。

今回で2度目の訪問でしたが、前回は全く観光をする時間がなかったため、実質初のフィレンツェ観光を満喫してまいりました。

そこで、フィレンツェの観光名所を思いきり楽しむためにはかかせないフィレンツェカードについて、調べたこと、実際に使ってみてわかったこと、お得な使い方などをご紹介したいと思います。

フィレンツェカードとは

フィレンツェカードは、72時間以内に、フィレンツェの主な観光スポットならどこでも、待ち時間ほぼゼロで入場できる85ユーロ(2018年6月)のチケットです。

85ユーロと聞くと、高い!と思う方も少なくないかもしれません。とくに、家族旅行で訪れる場合などは、家計にとって決して安いチケットではありませんよね。

しかし、18歳未満のお子さんなら、無料でご両親と一緒に入場できるためお得です。他にももし、あなたが3日、もしくは4日以上フィレンツェに滞在するならフィレンツェカードの購入をおすすめします。

4日以上!?と思ったあなた(´・∀・)ノそうです。72時間のはずのフィレンツェカードを4日目以降も楽しめる方法があるんです!気になる方は、フィレンツェカード の裏技まで飛んでください♪

フィレンツェカードのもとを取るには

だいたい6箇所以上の観光スポットをめぐるなら、フィレンツェカードのもとは取れるそうですね。では実際に、主要スポットの値段を見ていきましょう。

  • ウフィツィ美術館 16ユーロ(11〜2月)24ユーロ(3〜10月)+予約手数料4,75ユーロ
  • アカデミア美術館 16,75ユーロ
  • ヴェッキオ宮殿 10ユーロ
  • ドゥオモのクーポラ、ジョットの鐘楼、サンジョバンニ洗礼堂 共通18ユーロ
  • ピッティ宮殿 10ユーロ(11〜2月)16ユーロ(3〜10月)+予約手数料3ユーロ

(2018年6月時点)
参照サイト:Italy MuseumLe Gallerie Degli Uffizi

どうでしょうか。11〜2月の安い時期で合計78,5ユーロ、3〜10月で92,5ユーロですね。ちなみに予約手数料は予約するWebページによって異なるようで、また人数分かかります。

たったこれだけをみても、長蛇の列ができるウフィツィ美術館とアカデミア美術館に待ち時間なしで入れるのであれば、フィレンツェカードを購入した方がいいのではないかと思えますね。

もちろん、いずれも予約なしで現地でチケット購入できますが、購入に並び、入場に並び……なんてことをしていたら、時間がいくらあっても足りません。※上記は一般料金です。

フィレンツェカードで入れる絶対に行くべきスポット

初めてフィレンツェに来て、がっつり観光スポットを巡りたい人のために、フィレンツェカードで入れる絶対外せない定番スポットをご紹介します。

ひとつひとつのスポットに魅力が満載なので、全て巡るとなると、時間をかけてゆっくり回りたい人にとってはかなりハードなスケジュールになるかもしれません。

ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館は、ヨーロッパで最初の公共博物館です。

16世紀当時、フィレンツェを支配し栄華を極めていたメディチ家の当主コジモ1世が、ジョルジョ・ヴァザーリに設計を依頼して建てられました。当時は、トスカーナ大公国のオフィス(イタリア語でウフィツィ)として使われていましたが、その後、メディチ家が長年かけて集めてきた絵画や彫刻などの芸術コレクションを飾り、一般公開を始めました。

1日あっても時間が足りないという人も多くいるこの美術館には、有名なボッティチェリの「ヴィーナスの誕生春(プリマヴェーラ)ダ・ヴィンチの「受胎告知など、美術の教科書でも見たことのある有名な絵画が並んでいます。

私の場合は、45室ある部屋のひとつひとつを、ゆっくり歩きながら見て回って、約2時間かかりました。ちなみにメインは3階ですが、2階にもデッサンの展示や企画展などがあります。

アカデミア美術館

ダヴィデ像

アカデミア美術館といえば、ミケランジェロの「ダヴィデ像ですね。

円形ホールの中央にドーンと配置されているのを見たときは、その迫力に言葉を失いました。高さ5メートル、重さ19トンだそうです。想像できますか?ぜひ、直接見てその大きさを体感してください。

このダヴィデ像は、正面下から見上げた姿が完成形になるように設計されています。

他には、ミケランジェロが70歳を過ぎてから作り始めたパレストリーナのピエタも見所です。

ピエタは「慈悲」を意味する言葉で、磔刑に処せられたイエスと、その亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフにした彫刻や絵画を指し、ミケランジェロはこのピエタを生涯4作品製作しました。

24歳のときに完成させた「サン・ピエトロのピエタ」は、ミケランジェロの彫刻家としての才能を完璧に体現した作品のひとつだと思います。残念ながら、サン・ピエトロはヴァチカンにあるので、今回は見られませんでした……。

その後、80歳を過ぎて視力を失いながらも製作に挑んだ「ロンダニーニのピエタ」もまた、最初のピエタとは全く異なる作品であり、さらに未完成であるにも関わらず、人の心を強く打つ作品であるといえます。

ロンダニーニもミラノに展示されているので見られなかったのですが、2番目と3番目のドゥオモのピエタとパレストリーナのピエタはフィレンツェにあるので絶対に見ておきましょう!

アカデミア美術館は、小さいながらもまだまだ魅力がありますよ!ひとつ絶対に見ていただきたいのは、ピアノの原型であるオーヴァル・スピネットです。メディチ家に仕えていた弦楽器職人が発明したもので、弦を弾くのではなく、叩いて音を出すようにした初めての楽器です。

ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿といえば、映画「インフェルノ」で印象に残っている人も多いのではないでしょうか。私は今回、フィレンツェに行く前にインフェルノを見てしっかり予習しました。

1人4ユーロで秘密の通路ツアー(英語)を予約することもできます。こちらのツアーでは、ラングドン教授が追い詰められそうになった屋根裏へも入れますよ。映画ファンの方にはおすすめのツアーです。

ジョルジョ・ヴァザーリによる500人広場の壁画は迫力満点で、絶対に見逃せません。

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もうひとつ心を踊らせるヴェッキオ宮殿の魅力といえば、この壁画の裏に隠されたといわれているダ・ヴィンチの壁画「アンギアーリの戦い」です。もちろん、見れません。しかし、その作品の背景や現在まで誰も目にできていない神秘性を考えるだけでも、ドキドキしてきますよね!

ピッティ宮殿とボーボリ庭園

要塞のように巨大な石壁に囲まれたピッティ宮殿は、かつてメディチ家のライバルであったピッティ家が、ドゥオモのクーポラを設計したブルネレスキの創案を元に着工した建物です。

ピッティの死後は、メディチ家が買い取りました。内部には、パラティーナ美術館、銀器博物館など5つの博物館と、奥にボーボリ庭園というイタリア式庭園があります。

パラティーナ美術館では、数多くの絵画と、当時のメディチ家の栄華を物語る豪華な装飾が目を引きます。ピッティ宮殿とウフィツィ美術館は、ポンテヴェキオの上を通るヴァザーリの回廊でつながっています。家とオフィスを一本の道でつなぎ、身の安全を確保しながら移動していたのですね。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(の地下にあるサンタレパラータ教会跡)

フィレンツェのランドマークでもあるこちらの大聖堂(ドゥオモ)。入場は無料なので、フィレンツェカードを持っていても残念ながら長い列に並ぶ必要があります。

フィレンツェカードは、このページの写真にもある丸い屋根のクーポラに登る場合(要予約)や、この大聖堂の地下にあるサンタ・レパラータ教会に入るときに使いますが、チケットオフィスで専用のチケットを発行する必要があります。

大聖堂の見所は、クーポラ内部の天井画「最後の審判、24時間表示のパオロ・ウッチェッロの時計です。

最後の審判は、直径約43メートルの大作で、描かれている人の大きさは約8メートルだそうです。天国へ行くのか、地獄へ行くのか、神の裁きを受ける場の壮大な物語を目に焼き付けましょう。

モザイク床

現在の大聖堂の場所には、古代ローマ時代4〜5世紀前半に建てられたサンタ・レパラータ教会がありました。その跡地として、大聖堂の地下には当時のモザイク画や聖人の遺物が一部残っています。

昔の職人たちが、小さなモザイクのかけらをひとつひとつ埋め込んで床を作り上げたことを思うと、当時の人に寄り添うような気持ちになり、それでいて、とてつもなく長い歴史の延長線上に生きているんだなぁということを実感しますね。

ジョットの鐘楼

大聖堂のクーポラに登るには予約が必須で、さらに当日だともう満員で予約が取れないこともあり、ジョットの鐘楼に登る人が増えて来ているそうです。

私は断然、このジョットの鐘楼に登ることをおすすめします。なぜなら、登った先でクーポラが間近に見えるからです!

firenze

ジョットの鐘楼は84メートル、てっぺんまでは414段の階段を登る必要があります。通路は大変狭く、1人が通れる大きさですが、階層ごとに休憩できる場所があるので、休みながら登れます。

ジョットの鐘楼は、ジョットと2人の建築士が順にその設計に携わりました。そのため、階層ごとに異なるデザインになっています。外観のレリーフや彫刻はレプリカで、本物はドゥオモ博物館に展示されています。もちろん、この博物館もフィレンツェカード(で発行した専用チケット)で入場できます。

サンジョバンニ洗礼堂

映画「インフェルノ」でラングドン教授たちがダンテのマスクを見つける場所です。

八角形のとてもユニークな形をしているサンジョバンニ洗礼堂は、11世紀に建てられました。ドゥオモに面する彫金の「天国の扉」はレプリカで、本物はこれまたドゥオモ博物館に展示されています。このレプリカは、銀座にセレクトショップを構える茂登山氏が寄与したものだそうです。

内部の見所は、天井のモザイク画です。

時間があれば行きたい!フィレンツェカードで入れる気になるスポット

実は、今回の滞在で行きたかったけど、時間の関係で訪れることができなかった観光スポットがいくつかあります。

上記の美術館や宮殿に比べると、それほど高い入場料ではありません。そのため、次回の訪問で個別に訪れるのもありかなぁと思っています。

しかし、フィレンツェカードの有効時間内に行けるならぜひ行っていただきたい、そんなスポットをご紹介します。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

フィレンツェで一番古い歴史を誇る教会です。この教会では、建設当初から薬の調合が盛んに行われていたため、薬局としても長い歴史があります。

見所は、まずなんといっても正面です!見事に計算され尽くした幾何学模様と、大理石がはめ込まれた左右対称の正面(ファサード)は圧巻です。

内部のフレスコ画やステンドグラス、ブルネレスキの十字架像も見逃せません。

バルジェッロ美術館

こちらには、サンジョバンニ洗礼堂の扉を製作する人を選ぶコンクールで最後まで残った、ロレンツォ・ギベルティとブルネレスキの競作が展示されています。

結果的に、ギベルティが扉の制作をすることになり、ブルネレスキはクーポラの設計に携わりますが、そのあたりの歴史を知っていると、美術鑑賞をより楽しむことができますね。

また、ドナテッロのダヴィデ像も見所です。

ダヴィデ像といえばミケランジェロですが、実際は、旧約聖書の物語に出てくる英雄ダヴィデをモチーフにした彫刻を指します。ドナテッロのブロンズのダヴィデ像は、ミケランジェロのダヴィデよりも60年ほど前に完成されたのですが、ミケランジェロのダヴィデに比べて少年ぽさと神秘性が垣間見えます。

サンタ・クローチェ教会

サンタ・クローチェ教会は、世界最大のフランシスコ会の教会で、16の礼拝堂があります。その設計は、ジョットの鐘楼を設計したジョットの弟子たちにより装飾されました。

こちらの見所は、著名人たちのお墓です。

ミケランジェロやガリレオ・ガリレイ、マキャベリなど、歴史に名を残す人々のお墓があります。付属美術館もぜひ足を運んでみましょう。

メディチ家礼拝堂

メディチ家礼拝堂は、いわばメディチ家代々当主のお墓なのですが、ミケランジェロがその建築や装飾の制作に携わっており、芸術作品として鑑賞できる美術館になっています。

見所は、2人の君主ジュリアーノとピエロの卒塔婆です。

どちらにも、ミケランジェロが設計した男女の彫刻が配置してあり、それぞれ「夜(眠る女性)と昼(男性)」、「夕暮れ(年老いた男性)と曙(眠りから目覚める女性)」と名付けられています。

フェラガモ博物館

フェラガモ本店の地下にある、1927〜1960年までの全作品が並んだ靴の博物館です。

サルヴァトーレ・フェラガモは、1914年にアメリカへ渡り、ハリウッドで開いたオーダーメイド専門店で成功を収めました。その後、1927年からはフィレンツェを拠点に活動していました。

マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーンなどの、ハリウッドスターの足型コレクションは必見です。ミュージアムショップではおしゃれな小物も。

制限時間は最大144時間?フィレンツェカードの裏技

美術館や宮殿を巡っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。

フィレンツェカードのもとは取れても、主要スポット以外を見て回るためには、時間刻みでスケジュールを立てなければいけません。しかし、実はこのフィレンツェカード、とてもお得な使い方があるんです。

それは、制限時間の72時間を最大で144時間(72+72)にしてしまうというものです!

フィレンツェカードについてお調べの方の多くは、クーポラ、ジョットの鐘楼、サンジョバンニ洗礼堂などの共通チケットを、専用のチケットオフィスで発行する必要があることを、おそらくすでにご存知かと思います。

この共通チケットは、発行した日から30日以内に使用することができ、かつ初めの入場から72時間有効です。つまり、フィレンツェカードの使用を始めてから72時間以内にこの共通チケットを発行しておけば、フィレンツェカードの期限が切れても、共通チケットでジョットの鐘楼や洗礼堂に入ることができるのです。

ということで、一番長くフィレンツェカードを使う方法として、共通チケットで入れる5つの施設(クーポラは要予約)を後回しにすることをおすすめします。

実際に、サンジョバンニ洗礼堂だけフィレンツェカードの72時間以内に入れなかったのですが、共通チケットのおかげで翌日に入ることができました。

結論:誰と行くか、どこに行きたいか

フィレンツェの街は、たくさんの芸術にあふれていますね!これらを満喫するには、フィレンツェカードを買って時間を少しでも節約する必要があります。

フィレンツェカードでお得になりそうなパターンは、3日間以上の滞在で、18歳未満のお子さんと家族旅行をする場合や、ウフィツィやアカデミア美術館などの入場料が高い所をマストにしている場合でしょうか。

18歳未満はもともと割引料金が設定されている施設もたくさんありますが、親御さんのフィレンツェカードで一緒に長蛇の列をスキップできるのは利点です。

そもそも、インターネットで英語を駆使しながらそれぞれのウェブサイトで個別に予約を入れるのは、手間がかかって大変なのではないでしょうか。フィレンツェカードは、中央駅前のインフォメーションや、主要な観光スポットのチケット売り場で簡単に買うことができます。

私の場合は、ヴェッキオ宮殿のチケット売り場で購入しましたが、身分証の提示などもありませんでした。結果的に買って良かったなと思っています。それぞれの旅行プランと照らし合わせて検討してみましょう!

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