こんにちは、Soyです。
先日、ドイツにあるスーパーマーケットで大きな大きなグレープフルーツのような黄色い果物を発見しました。
Pomelo(ポメロ)というそうで、世界一大きな柑橘フルーツです。日本ではボンタンアメの「ぼんたん」と同じ分類なのだとか。ポメロの大きさに衝撃を受けた私は、さっそく購入してみることにしました!
このポメロ、一見すると酸味の強そうな柑橘系に見えますが、実際のお味は優しい甘さが印象的でおいしかったですよ♡
ポメロは南国の黄色い宝石
ポメロの原産は東南アジアのマレー半島です。他の柑橘系フルーツと同じように、暖かい気候とたっぷりの雨で育ちます。
また、ポメロは日本でいう「ボンタン」と同じ分類です。ポメロが東南アジアから日本へ持ち込まれ、その後自然交配などによってボンタンが栽培されるようになりました。つまり、ポメロはボンタンのご先祖様なんですね。
ポメロの皮の色は、写真のように淡い黄色のものから、黄味がかった緑色のものまであります。皮はとても分厚く、中の身を守っているので長期間の保存が可能です。
世界一大きな柑橘フルーツということですが、どのくらい大きいのかわかりやすくニンニクと比べてみました。だいたい直径が20cm以上で、1.5kgほどの重さです。個体により差があり、25cmほどの大きさで2kgするものもあるようです。
ポメロの剥き方と食べ方
ポメロはそのまま皮を剥いて食べるのが一番おすすめです。
身は他の柑橘フルーツに比べると水分が少なく、しっかりとした歯ごたえがあります。そのため、皮がとても剥きやすいんです!
ではポメロの皮の剥き方を見ていきましょう。ドイツのスーパーに売っていたポメロには、このように剥き方のイラストが載っていました。
まず手順1が不明瞭すぎません!?(笑)柑橘フルーツって、ナイフで縦からカットしてこんなふうになりますか?
(あとから気づきましたが、おそらく…皮を身ごと削っている?)
よくわからないので、とりあえず縦に半分カットしてみました。
はち切れんばかりの身、と言いたいところですが、すでに中ではち切れています。
外側の皮、2cmほどの分厚さで一見固そうですね。しかし、この外皮はとてもやわらかく、手で簡単に剥けます。ポメロは外側の皮も内側の皮も剥きやすいので、見た目に反して「食べやすい」柑橘フルーツなのです。
皮を剥いたら準備完了です!あとはカブりつくだけ♪
1房の大きさがiPhone5Sと同じ……。大きいですね♡
ポメロの皮は、とても強い酸味の匂いとハーブのような鼻孔をくすぐる香りがします。それに比べ、中の身にはあまり酸味がなく、まろやかな甘みが特徴です。後味にもほんのりと甘みが残り、「本当に柑橘フルーツか!?」と思ってしまうほど不思議な感覚でした。
ポメロはジャムやゼリーにしても美味しいらしいですよ♪
ポメロの栄養素
ポメロは、スイカと同じくらい低カロリーです。カリウムとビタミンCが豊富で、美容と健康に嬉しい栄養が含まれています。
カリウムは、ナトリウムと共に細胞の圧力差を均等に保つ働きがあります。また、心臓や筋肉の機能を調整し、高血圧の予防も行います。カリウムは、動物性食品や植物性食品に含まれているため、普段の食事で充分まかなえます。
ビタミンCは、抗酸化作用があるのでアンチエイジングとして女性に人気の栄養素ですね。また、免疫力を高めてくれるので風邪予防にも最適です。ポメロには、キウイと同じくらいでレモンより多いビタミンCが含まれています。
ポメロの旬の時期は冬
南国のフルーツなのに、ポメロの旬は冬だそうです。11月から長くて3月までスーパーなどで見かけることができますが、短いと12月〜1月になります。9月10月に収穫されることが多いようです。
私もドイツのスーパーで12月に発見しました。スーパーに置かれる時期が限られているので、見かけたらぜひトライしてみることをおすすめします。
予想を裏切るまろやかで美味しいお味にノックアウトしちゃいますよ♡