こんにちは、Soyです。
京都へ行くなら観光で見たいところ、たくさんありますよね!
実は、京都市内ってとても広いんです。そして、有名な神社仏閣はその広い京都市内を囲むように位置しているため、ひとつひとつの観光スポットが地味に遠い!行きたいところはたくさんあるのに全部回れない、時間がないということが起こります。
今回は、実際に私が回ったコースを元に、1日バス乗車券を使用した効率的な観光コースをご紹介します。京都市内の中心から少し離れた嵐山、金閣寺、そして錦市場から祇園まで訪れることができるコースです。
必要なのは600円のバス1日乗車券
京都市内には、2本の地下鉄と京阪、阪急、JRなどいくつかの便利な公共交通機関が走っています。ひとつの目的地へ向かうときには大変便利なのですが、あそこもここも行きたいというような丸1日の観光に使用するには少し不便です。交通費もかさみます。
例えば、今回訪れた嵐山・金閣寺・錦市場・祇園だと……
京都駅 → JR嵯峨嵐山駅 ¥240
バス停嵐山天龍寺前 → バス停金閣寺前 ¥460(乗り換えあり)
バス停金閣寺前 → バス停四条河原町 ¥230
バス停四条河原町 → バス停祇園 ¥230
という感じで、すでにバスに4回乗車して、一日乗車券の600円を超えていますね。
京都駅から嵐山までは、バスでも45分ほどで行けます。バスなら、西本願寺や四条大宮の街並み、松尾大社などがチラッと見えるのでお得な気分になれますね。
つまり、一日乗車券を購入してすべてバスで行けば、たった600円で広い範囲の京都観光ができるようになるというわけです。(ただし、京都駅から嵐山まではJRで17分ほど、JR快速で12分ほどです。時短には、嵐山までJR、あとはバスというのが1番おすすめ)
京都市バス一日乗車券を買うべき人
京都市バス一日乗車券は、1枚大人600円、子供300円です。均一区間内では一度の乗車で230円の支払いが必要なので、1日あたり3回乗車する人は一日乗車券の方がお得になります。
バスに1日あたり3回乗る人は、京都市内の広範囲を巡る予定の人や、京都駅近くにホテルを取っている人などが該当すると思います。京都駅から繁華街へ行き、そこから別の場所へ移動、そして京都駅へ戻る場合にバスを3回使用できますね。
京都市バス一日乗車券の使える範囲
京都市内といえども広し。バス一日乗車券は、あくまでも一区間230円の均一区間内でのみ使用可能です。均一区間てどこやねんというお話ですが、下の地図をご覧ください。
真ん中の下あたりに京都駅がありますね。その右下の稲荷山が「伏見稲荷大社」です。南はその下(地図外)の中書島、淀まで行くことができます。
そして京都駅の右上に清水寺、八坂神社とあり、この辺りが祇園です。ずっと上へ行くと下鴨神社、斜め左上に上賀茂神社があって、北はこの辺りまでが均一区間内です。そのさらに上の貴船神社や鞍馬寺、大原三千院へ行くには別料金や別の交通機関が必要です。
西は、鈴虫寺や松尾大社、今回の目的地である嵐山まで使用できます。数年前までは、一日乗車券で嵐山方面まで行けませんでした。行けるようになったのでかなり使える範囲が広がったことになります。
京都市バス一日乗車券の買い方・使い方
バス一日乗車券は、京都駅のバス案内所や地下鉄の案内所、定期券売り場などで購入できます。京都駅のバス案内所には、バス一日乗車券の自動販売機がたくさんあるのでとても便利です。京都駅のバス停は広く、たくさんの停車場があるのですが、各停車場にひとつは自販機があったと思います。
バスの中でも、運転士さんから購入できます。ただし、数量に限りがあるので乗車前に購入することをおすすめします。
バス一日乗車券を購入したときは、まだ何も日付が入っていないのでいつでも使える状態です。事前にまとめ買いしておくのもいいですね。
使用方法は、その日初めてバスに乗って降りるとき、出口付近の読み取り機へ挿入します。すると、その日の日付が印字されるので、2回目以降は降車時に運転士さんへその日付を見せるだけでOKです。
嵐山・金閣寺・祇園おすすめコース案内
では、嵐山から金閣寺、繁華街を通って祇園へ行くバス乗り放題おすすめコースを具体的にご紹介します。それぞれの見所もチェックして余すところのない京都観光を楽しんでくださいね!
嵐山・金閣寺・祇園おすすめコースの行き方
今回は、京都駅から出発して京都駅へ戻ってくることを想定しています。
祇園から京都駅までは、またしてもバスを利用できます。祇園の八坂神社前からでもバスに乗ることができますが、おそらく大変混雑するので一旦マルイの方まで歩いて戻りましょう。河原町通のマルイ側にあるバス停からは、頻繁に京都駅行きのバスが出ています。
嵐山の見どころ
嵐山の見どころは、なんといっても「自然」です!松尾山を背景に流れる桂川のせせらぎ、竹林の小径を吹くそよ風。人がまばらな早朝に行けば、静かで神聖な雰囲気を味わえます。
お昼近くにはたくさんの人で溢れかえりますが、嵐電嵐山駅前のメイン通りにはたくさんのお店が開店し、賑やかな街を楽しむことができます。
嵐山周辺歩いて行けるその他のおすすめスポット
野宮神社、渡月橋、嵐山公園
金閣寺の見どころ
金閣寺の拝観チケットは、なんとお札です。これは、受け取るお金はお札に対する初穂料で、拝観料ではないという意味を表すためだそう。お札なのでお家に貼ってもいいし、お土産として日記帳や手帳に挟んでおくのもありですね。
金閣寺の見どころは、きらびやかな舎利殿・金閣はもちろん、見事に手入れされたお庭もポイントです。
祇園の見どころ
祇園の街並みを楽しむなら、芸者さんゆかりの辰巳大明神、そして巽橋、四条通りを挟んで南の花見小路通は外せません。春には、「都をどり」を観劇できる祇園甲部歌舞練場へ足を運ぶのもおすすめ。
歌舞練場の向かいにあるギオンコーナーは、能や琴、舞妓さんの舞などを楽しむことのできる小さな劇場です。手頃な値段で日本の伝統文化を一挙に味わえる、と外国人観光客に大人気です。
祇園周辺歩いて行けるその他のおすすめスポット
八坂神社、建仁寺、円山公園、安井金比羅宮
よりみち
ちなみに、嵐山から金閣寺へ行くときの59番バスでは、世界遺産の仁和寺、同じく世界遺産で石庭が有名な龍安寺へも立ち寄ることができます。
時間に余裕があればぜひ行っておきたい観光スポットですね。
さいごに
今回ご紹介した京都観光コースは、有名スポット盛りだくさんでかなり充実した内容です。その分、たくさん見て歩いて回るので、とても疲れちゃうかと思います(๑*o*๑)できるだけ朝早くに出かけて、夜は滞在先でゆっくり体を休められるようにスケジュールを組むことをおすすめします!