シャルル・ド・ゴール空港で30分の乗り継ぎ!※非推奨

いやシャルル・ド・ゴール空港でかっ!

30分の乗り継ぎは、ぶっちゃけ無謀です。とくにシェンゲン入りやシェンゲン出の場合はもっと時間に余裕を持つことをおすすめします。

しかし、乗り継ぎ前のフライトが遅れたりするとどうしようもないことがありますよね。

今回は、フライトの遅延によりシャルル・ド・ゴール空港での乗り継ぎが30分しかなかったとある日のレポートです。

スケジュール

今回のフライトはエアフランスですが、KLMのウェブサイトでチケットを購入しました。エアフランスとKLMは現在合併?してるのかな。おそらくエアフランスのウェブサイトで検索した場合でも同じ便が出てくると思います。

一時帰国のため、フィレンツェ → パリ → 関空というプランです。

以前住んでいたベルリンでもそうでしたが、いつも乗り換え有りのフライトなのでツライです……。

そもそも関空とヨーロッパの都市の直行便は少ないですからね。もっと増えてくれたらな〜〜〜

本来の乗り継ぎスケジュール

11:50 シャルル・ド・ゴール空港着

〜 乗り継ぎ 1時間 〜

13:10 シャルル・ド・ゴール空港発 (12:50 ゲートクローズ)

公式サイトで検索した場合、乗り継ぎが可能な時間のフライトが出てきます。

今回のフライトもその予定でした。ただ、このスケジュールに「遅延」は考慮されていません。

でも、公式サイトで予約した場合は遅延しても無料で別のフライトに振り替えてもらえるそうです。
https://wwws.airfrance.co.jp/ja/information/aeroport/conseils-correspondances-paris-cdg-ory

とはいえ、今回のような パリ → 関空 の経路は1日1本です。別のフライトに振り替えた場合、翌日の便になるか他を経由した長時間フライトになる可能性があるため、体力的にも精神的にも大変なのは確実です。

実際の乗り継ぎスケジュール

12:20 シャルル・ド・ゴール空港着 ターミナル2F

〜 乗り継ぎ 30分 〜

13:10 シャルル・ド・ゴール空港発 (12:50 ゲートクローズ)ターミナル2E L30

実際に着陸したのは12:06分くらいでしたが飛行機が完全に停止して乗客が降り始めたのが12:20でした。

ゲートクローズまで30分!

運動不足のアラフォーが走る!巨大空港の移動はキツすぎる

同じ第2ターミナル内の2Fから2Eへの移動です。シャルル・ド・ゴール空港広しと言えど、そんなに遠くではないのでは?と思っていました。

空港内マップを確認すると、たしかに2Fと2Eはとなりというか向かい合わせです。

でも間に合わなかったら困るので、とりあえずは軽く走りながら*2EのL30を目指すことにしました。

そしたらやっぱりめちゃ遠い!というかお店エリアが長い!

*実は2F-2E間はシャトルが利用できたっぽいです。でも関空みたいに歩いてると自然に行き着く感じではないのか、まったくわかりませんでした。

しかも、途中に出国ゲートの長蛇の列が…!!

フィレンツェ → パリ → 関空 の場合、シェンゲン協定エリアを出るパリで出国審査があります。

列に入る前のエスカレータ付近では、たくさんの人が足を止めてゆるりゆるりと前に進んでいました。

なんとなく私もこの集団と同じように待ちながら進まなくてはならないのだろうと気づいてはいましたが、突破できるところまでは走ろうと思い、ソソソソソと小走りに人波を縫って前へ進みました。

しかしやはり途中で止められました。くぅっ!

エスカレータで上まであがると、パスポートの国籍によって列が分かれていました。

日本国籍の列に入る前に係りのお兄さんに「時間がないんだけど」と言ってみましたが「コニチワ〜!」とあしらわれてしまったため、スゴスゴと列に並ぶことに…この時点で12:28くらいです。

時間がないなら遠慮は無用!

進まない列にドキドキしながらおとなしく待っていると、「急いでるの!先に行かせて!」という女性が。

「どうぞどうぞ」とゆずるみなさん。

「ほぅ…そんなの有りなんだ」と私。

でも今同じことやったらなんかマネしたみたいでウソだと思われるかも!やだ!どうしよう!

そんなふうに考えてしまってなかなか言い出せず(笑)。

しかし時間がないのはマジです。この後にもゲートまでどれくらいの距離が待ち構えているのかはわかりません。早く出るにこしたことはないのです!

先ほどの女性と同じことを言うのはちょっとアレなので、何も言わずに前まで行って係りの職員さんに尋ねることにしました。

「ゲートが閉まってしまうので先に行ってもいいですか?」

「ダメです。並んでください。」

はぁぁぁ〜〜〜???

でもピンときました。こいつ新人だわ。だって目が泳いでるもん。知らねーのに適当なこと言ってんだ。

私はその人を無視して別の人に尋ねました。すると、

「いいよ!こっちから行って!」

ほらなぁ〜〜〜???ほんとふざけた案内してんじゃないわよ新人さんー??

案内された先には誰も並んでいない窓口が!!

すぐにパスポートに出国スタンプを押していただけました。

あとはゲートまで走るだけ!!!

これまで出国審査や荷物検査の列で、係員さんがゲートクローズの早い乗客を優先して前に進ませている場面に遭遇したことは何度かありました。

でも今回、シャルル・ド・ゴールでは誘導してくれる係員さんはいなかったのです。

誘導してくれないなら自分で突破するべし!

足がもげても走れメロス!

飛行機に間に合わないと、航空会社が保証してくれる場合であってもいろいろと大変です。

どこまで保証してくれるのか(一泊しなければいけない場合のホテル代は?代替便の料金は本当に無料?)、申請方法に不備はないか(必要書類は?期限は?)、預け荷物はちゃんと届いてくれるのか(放置されない?代替便に一緒に乗せてもらえる?)など、心配事も多く、なにより疲れます……。

リュックにはノートパソコンが2台も入っていて激重だし、走るなんて数年ぶりだし、小走りで移動中もずっと「あきらめ」の4文字がずっと頭にチラついていました。

でもダメダメ!

足はぜんぜん上がらないけど、ぶっちゃけ若い人の早歩きより遅い可能性あるけど、それでもあとのことを思うと走らないわけにはいきません!

ゲートクローズには間に合ったけどそのあと1時間遅延した話

「エールフランス 〇〇便関西国際航空行きは、まもなく搭乗手続きを締め切らせていただきます。」

まだ遠いゲートへ向かって走っているとアナウンスが流れました。

ちょっと待ってぇぇー!誰が乗ってないとか確認しないの?

だってテロ防止のため、荷物だけ載せることってないでしょ?

私の荷物乗ってるよね?乗ってないのかな?あれ??

最後の力を振り絞って、走る走る。

見えてくるゲートL30!!

あー!まだ受付の人がいる!お姉さん!待って!

ゼェハァ言いながらゲートのカウンターにいた日本人の女性に「まだ..ハァッハァッ…大丈夫ですか..ハァッ..???」と質問すると、ドン引きしたお顔で「はい?」と言われ、「すみまぜん..!!遅くなって…あの..ハァッハァッ」と言うと、ドン引きしたお顔で「はい大丈夫です。あちらお並びください。」と言われました。

まだ人が数名並んでいました。

間に合ってんじゃん!余裕で!!

さっきのお姉さんのドン引きした態度に傷付きながらも、安心してホッと一息つくことができました。

私の番が来て、カウンターにいた別の日本人女性に「前の飛行機が遅延してたのですが、荷物はちゃんと次の飛行機に引き継がれるでしょうか?」と聞きました。

ロストバゲージは、だいたい乗り換えがうまくいかない場合に多いようなので心配です。

すると、「お荷物は最後の最後まで積まれることになっているのですが…無事に受け取れることを祈ります!」

と神頼みされてしまいました。

思わず、「ふへっ」と笑ってしまいましたが、これはもう空港の職員さんが頑張ってくれることを祈るしかありません。

で、結局そこから1時間遅延しましたし。

原因はよくわかりませんでしたが、もしかしたらそれこそ荷物の積載に時間がかかったとかそんなんかもしれません。

結果的には、日本で無事に荷物と再会できたので、終わりよければすべて良しでした!

乗り継ぎ時間には余裕を持ちましょう

飛行機の出発が遅れるというのは、めずらしいことではありません。むしろよくあります。

私自身、よく経験しています。

ならなぜ乗り継ぎ時間に余裕を持たせなかったんだ!と思うところですね。私もそう思います。

走れる人、先に行かせてほしいと堂々と言える人はちょっとくらい時間が短くなってもなんてことありませんが、遅延時間が乗り継ぎ時間以上に長くなる可能性もあります。

一緒に時間を過ごす人がいるとか、空港内で買い物や食事を楽しめると言う人は、3時間を基本に考えておいても良いのではないでしょうか。

この記事を読んでる人の中には、もう短い乗り継ぎ時間でチケット買っちゃったという人もいるかもしれませんね。

私から言えることはこれだけです。

がんばってください!!!!!

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