こんにちは、Soyです。
先日、京都の実家に住む父から連絡がありました。
父
Soy
マメ
マメちゃんとは、3年前から実家で飼い始めたトイプードルの名前です。
両親が年老いてきて、世話ができなくなったら私が引き取る予定でしたが、思っていたよりも早い申し出にかなり驚きました。しかしよく考えると、両親が年老いたときにはマメも老犬になってしまい、長時間のフライトに耐えられるだけの体力がなくなっているかもしれません。
両親も、もう少し長く一緒にいるつもりだったようなのですが、とある事情とマメの体力を考慮して、手放すという選択をとりました。
今度の一時帰国というのは、2019年1月なので書類などの準備期間は半年です。これから順を追って、手続きを進めていきたいと思います。
(手続きの進捗具合によって、新たな情報がわかったら書き直しします。)
犬とドイツへ行くための2つの条件:日本出国とドイツ入国
犬を含めて、動物を日本から海外へ連れて行くためには2つの条件を満たさなければなりません。1つ目は、日本を出国するための条件。そして2つ目は、外国へ入国するための条件です。
日本出国の条件
農林水産省の動物検疫所によると、犬が日本を出国するためには、狂犬病とレプトスピラ症の検査をして、「輸出検疫証明書」の交付を受ける必要があります。出国の7日前までに、出国時の空港を管轄する動物検疫所に連絡し、申請書を提出しなければなりません。
検疫は、出国の当日、または朝の早い便を予約している場合は前日に空港の動物検疫所にて行われ、「輸出検疫証明書」が交付されます。
また、書類の不備によって輸出不可とならないように、当日の検疫を迎える前にFAXかEメールで下記の書類を送って、内容を確認してもらわなければなりません。
①渡航先の条件に沿った処置の証明書
②健康診断書(治療中、持病がある、乗り物酔いしやすいなどの場合、もしくは渡航先が必要としている場合)
①は、次のドイツ入国の条件で必要な処置(ワクチンやマイクロチップ)の証明書です。
②の健康診断書は、ドイツの場合は必要ないのですが、マメは乗り物酔いをしやすいので取得しておこうかなと思っています。出発の10日以内に、動物病院で検診を受けることになります。
出発の当日は、これらの書類の原本を動物検疫所に持っていきます。
・出発10日以内に健康診断を受ける
・各種証明書を動物検疫所に送って確認してもらう
・当日、原本を提出して検疫を受ける
・輸出検疫証明書をもらう
ドイツ入国の条件
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館によると、犬や猫をドイツに持ち込む際に必要なものは、以下になります。
①検疫証明書(狂犬病の予防接種がなされていることの記載が必要)
②申告書
③マイクロチップ装着済みであること
①「検疫証明書」は、出国のときに空港の動物検疫所でもらう「輸出検疫証明書」ですね。英語かドイツ語で記入されている必要があります。
②の「申告書」は、ペットの飼い主として、または所有者の代理で動物を連れてドイツに入りますよ、という申告をするための書類です。
③のマイクロチップは、ドイツでは義務化されていますが日本はそうではありません。ドイツへ連れて行く際には必須となります。チップの規格は、ISO-11784/11785です。それ以外のチップは、空港で読み取ることができないので、読み取り機を持参しなければならなくなります。
Soy
ドイツ大使館の参照ページによると、マイクロチップは狂犬病ワクチンの前か、遅くても同じ日に装着されていなければなりません。
日本で飼育されている犬は、毎年1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられているので、マメももちろん受けています。
しかし、
マメ
そう、マメにはまだマイクロチップを装着していないのです。
つまり、マイクロチップ装着 → 狂犬病ワクチン接種 というステップを踏まなければならないのですね。
ドイツ総領事館に問い合わせてみたところ、『マイクロチップを装着すると、ワクチンの効果が薄れてしまう恐れがあるため』とのことです。そのため、マイクロチップを装着したあとに抗体検査をして、ワクチンの効果がまだ残って入れば大丈夫なのだと思います。
いずれにせよ、獣医さんに相談するのが一番良さそうですね。
・マイクロチップを装着する → 証明書もらう
・狂犬病ワクチンを接種する → 証明書もらう
・申告書を記入して原本を持参する
乗継ぎの場合:経由国フィンランドの条件
日本からドイツへ、直行便で行く場合は必要ありませんが、乗継ぎで他国を経由する場合はその国でペットと乗り継ぐための条件を満たさなければなりません。
私の場合は、大阪からヘルシンキを経由してベルリンに入るので、フィンランドでの乗継ぎ条件を確認する必要があります。
フィンランドで動物の輸送を管轄しているのは、Evira(フィンランド食品安全局)です。EU以外の国からの動物の移動というページに記載のあったメールアドレスに、犬との乗継ぎ条件を問い合わせました。
すると、
Evira
とご丁寧にさまざまな情報を提供してくださいました。
しかし、ヘルシンキでの乗継ぎはたった1時間です。検疫している余裕はありません。というわけで、今回利用するフィンエアーに問い合わせてみました。ちなみに、航空券はすでに予約していますが、犬を連れてドイツに帰ることは急遽決まったことなので、まだ犬の搭乗予約はしていません。
そして、
Finnair
と超軽い返事をいただきました。
フィンエアーの問い合わせ窓口にはメールアドレスがありません。電話をするか、ツイッターでDMを送ることで問い合わせができます。
Follow @finnairhelps
インターネットで調べると、すでにヘルシンキ経由で犬とヨーロッパ旅行に行った人たちの体験記などがいくつか出てきました。そこでも同じように、ヘルシンキでは検疫がなかったという情報が得られました。
でも、自分が行くときは必ず管轄の機関に直接聞くようにしています。それは、万が一間違えた情報で動くと大変なことになってしまう恐れがありますし、また直接メールのやり取りをしていれば、何かあったときでも、このような返事をもらったと後々証明できるからです。
なので、もし同じような状況の方がこのブログを参考にされる場合も、必ずみなさんご自身で直接確認を取るようにしてくださいね(๑′ᴗ‵๑)
フィンエアーで犬を機内に乗せるためのキャリー探し
フィンエアーでは、キャリーと合わせて重さ8kgまでの小型犬を機内の客室に乗せることができます。原則として、飛行中は座席の下にキャリーを収納しておかなければなりません。そのためフィンエアーは、形に柔軟性のあるソフトキャリーを推奨しています。(げっ歯類はハードキャリーのみ可)
マメは、一応トイプードルとしてこの世に生を受けたのですが、トイプーにしては少し大きくて、体重が5kgあります。トイプーの平均体重は3〜4kgなので、マメは次の大きさのミニチュアプードルに分けられるのかもしれませね(笑)。
とりあえず、キャリーの重さは1.5〜2kgくらいなので、5kg+2kgでなんとか8kg以内に収まりそうです。
このキャリーなんですが、ハードタイプだとかなり小さいサイズでなければ持ち込みができません。おそらく、チワワやシーズーくらいしか快適に過ごせない大きさのものです。
でもソフトキャリーでIATA基準をクリアしているものが、なかなか見つからないんですよね。見つけるまでは、もうしばらく時間がかかりそうです。
後日談:結局IATA基準を満たすキャリーは見つけられず…そのときの話はこちらの記事からどうぞ。
矛盾するIATA基準に混乱!飛行機に乗せる犬のキャリーの選び方また、犬を飛行機に乗せてドイツへ旅立ったときの実録はこちらです。
怖がりな犬を飛行機に乗せてドイツへ!犬の反応と到着までの記録
初めまして、、同じく母親の犬を同じく2019年1月の一時帰国時に連れてきます。
私の場合はドイツ経由のベルギーとなります。なんと私の旦那もイタリア人、、偶然ですね
以前猫を同じくドイツ経由ベルギーで連れてきた際はバルク(猫のくせに重量オーバーなんです)でしたのでベルギーで検疫(これがノーチェック)でしたが今回はキャビンのためドイツで検疫かな?と調べていてたどり着きました。キャビンでもおそらくベルギーで検疫だと思いますが、、、、
うさおさん!初めまして。
コメントありがとうございます!
すごい偶然ですね。とてもビックリ&嬉しいです(^^)
そうですね、私もキャビンですが経由国のフィンランドではなくドイツで検疫らしいので、うさおさんもベルギーで検疫かもしれませんね。
たしかにドイツでも検疫がノーチェックだったというブログをどこかで拝見しました。日本で用意した書類はなんだったんだ〜、と。どうなることやらわかりませんが、とにかく無事に手続き等終わることを祈ります。
猫と犬との生活楽しみですね〜!