こんにちは、Soyです。
先日2年ぶりに日本へ一時帰国していました。実は海外生活をしていると、2年や3年日本へ帰っていない人はざらにいます。10年間一度も帰っていないなんて人も(๑*o*๑)
それでも2年あると、いろいろなものが変化をしていきますよね。新しい道路が増えていたり、お店がつぶれていたり……。
懐かしいはずの故郷にまったく知らない景色があると、まるで浦島太郎になったかのような気分になります。
今回は、海外在住者視点での日本の変化や、改めて実感した外国との違いをご紹介します。私の最終的な感想としては、「日本って柔軟性があって素晴らしいなぁ」ということです♡
一時帰国で感じた日本の変化
今回の一時帰国では、約2週間は京都の実家に、1週間は広島に滞在しました。その中で、とくに観光客の多い京都にて、日本のグローバル化ともいえる国際的な変化に出会うことができました。
英語を話す人・話そうとトライする人が増えている
まずはコレですね。駅でも飲食店でも、「ある程度英語で説明ができる」という人が増えているように感じました。大阪のたこ焼き屋さんも、英語で接客していましたよ!
数年前、私は京都で観光客案内というボランティアの活動をしていました。当時のボランティア仲間といえば、ほとんどが定年後で時間のある人たちでした。英語を話せる人の割合も、若者より少しお年を召している方の方が多かったように思います。
しかし、今回の一時帰国で感じたのは、若者がバリバリ英語を話しているということ。発音や間違いを気にせず、どうどうと話す、説明するという姿勢が見えました。私も見習わなくては……( ꒪⌓꒪)
また、留学生か日本人かわかりませんが、中国語を話せるスタッフを配置しているお店も多かったです。観光客を取り込んできてますね〜。
外国語のアナウンスが増えている
電車・バス、そして百貨店でも、多くの場所で外国語のアナウンスが流されていました。日本語→英語→中国語→韓国語という順番です。
広島へ行く長距離バスでも流れていましたね。それだけ外国人が、公共の交通機関を使用するということでしょう。たしかに、あまりツアー客を見かけることはなかったように思います。日本は安全で、人が親切に助けてくれるので、個人でも安心して観光できる国なのかもしれません。
外国人を珍しがらない
7年ほど前でしょうか。京都駅で、言語交換のためのタンデムパートナーの男性とお茶をしていました。
そのときは、周囲から明らかに冷やかしの目で見られていたと思います。私自身に対しては、私の英語力がいかほどか、あるいは外国人にうつつをぬかす女というふうに見られていたのかもしれません。またタンデムパートナーの彼は、身長の高い人だったのでとても目立っていました。
私の夫はイタリア人です。今回の一時帰国ではもちろん、ずっと行動を共にしていました。しかしその間、外国人だからと嫌がられたり、好奇の目で見られることはあまりなかったと感じます。
もちろん、田舎の方へ行くと避けられたり、私と夫の顔を交互にジロジロ見たりされることはあります。でも、あふれんばかりの外国人観光客がいる京都の繁華街や大阪では、まったく肩身の狭い思いをしませんでした。
セルフレジが増え、進化している
これはかなり驚きました。
セルフレジは、オーストラリアでよく利用していたので珍しいとは思わなかったのですが、日本でこんなに導入されているのは知りませんでした。
また、セルフレジと有人レジの中間のような、お会計だけセルフになっているレジには感動しました。レジのスタッフは、商品を袋に入れるだけ。お客さんと触れ合うこともお金に触ることもないのです。
これは衛生的にも、スタッフの精神的にもとても良いと思いました。
神社仏閣のお守りに英語訳
お守りは、英語でLucky charmやOmamori amuletといいます。しかしお守りの種類は豊富。学業のお守りや交通安全、安産守りや縁結びのお守りなどさまざまです。
これらは意味を知ってこそ持っている価値のあるもの。意味がわかれば、外国人観光客も買いたいと思うでしょう。
京都の神社仏閣では、ほとんどのお守り売り場でお守りの英語訳がつけられていました。For Study and ExamやHealthy Birthなどですね。
神社仏閣のこういった工夫と努力の甲斐があり、お守り売り場には外国人観光客が殺到していました。私もゆっくり見たかったけど、観光客パワーにはかないませんね(笑)。
ちなみに、外国語のサイトで日本の有名な神社仏閣のお守りが、5倍ほどの値段で売られています。バチあたりですね〜。このサイトは外国人向けに英語やスペイン語で書かれていますが、日本にある会社のようです。
一時帰国で改めて感じた日本の良いところ
24時間営業しているコンビニや公共のマナーなど、日本には外国にない良いところがたくさんあります。日本にいたときは、普通すぎて気付けなかったけど、一時帰国だから実感できた日本の良いところを挙げてみました。
お茶が無料で出てくる
これ、かなり驚きました。昔からでしたっけ?
カフェやレストランなどで、席に着いただけで無料のお茶が運ばれてくるんです。しかもおかわりし放題♡ どのお店も、ほうじ茶が多かったように感じます。寒い冬に温かいお茶が自動的に出てくるなんて、本当に感動です……。
海外ではまず、水すら出てこないこともよくあります。ましてや、ただでさえ高い日本茶が無料で出てくるなんてことはありえません。
トイレがどこでも使えて、さらに水がお湯
ドイツの公衆トイレは有料です。そして、そんなに数もありません。
どうしても我慢できないときは、近くのお店に入って貸してもらい、気持ちばかりの50セント〜1ユーロを渡します。それがマナーになっています。
ところが日本はどうでしょう。
百貨店に入ればキレイなトイレが無料で使えるし、ほとんどの駅にトイレがあります。コンビニでは、小さいものを買ってからトイレを借りる人も多いかもしれませんが、店員さん的にはどうでも良いみたいですし実質無料です。
とにかく、日本でトイレに困ることはほぼありません。
しかも、手洗いの水がお湯のところもけっこうあるんです。優しさを感じます(ˊ̥̥̥̥̥ ³ ˋ̥̥̥̥̥)
接客が神がかっている
言わずもがな、日本人のホスピタリティ精神は世界一です。
「お客様は神様」という考えは、もう過去の遺物ならぬ異物だと思うのですが、それでも日本の接客スタイルは目を見張るものがあります。
フレンドリーで丁寧、そして引き際を知っている。今回の一時帰国では、日本の接客に対して何度も感謝の気持ちが芽生えました。
ドイツでは、「店員は無愛想」がデフォルトですからね。さらにチップ制度もあると……。チップをもらえるだけのサービスかね!?と問いたいです。
番外編:一時帰国でびっくりしたこと
軽自動車は日本でしか売られていない
これ、知ってましたか?私、知りませんでした。
夫に言われて気づいたのです。「日本ではよく、太っちょの車が走ってるね」太っちょ!?というのが軽自動車のことでした。たしかに、平べったい普通の車に比べて、横幅をキュッと真ん中に寄せた楕円の形をしていますね。
車のディーラーをしている友達に聞くと、当たり前のように「せやで」と言われましたが、知らない人も多いのではないかと思いました。
自転車が歩道を走る
あっぶね〜!
今回の一時帰国で、何度も轢かれそうになりました。というのも、私の住むベルリンでは、自転車専用道路が区切られているんです。そうでない場合は必ず、車道を走るようになっています。
そのため、自転車に気をつけて歩くという習慣がすっかり頭の中から消えていました。
改めて思うと、自転車が歩道を走るってとても危ないですね。これは改善した方が良いと思います。
さいごに
何はともあれ、一時帰国を思いっきり楽しんできました。日本サイコー!
これからも、日本の良いところはそのままでいてほしいです。次はいつ帰れるかわかりませんが、そう遠くないことを祈ります。