肉食である私が思うヴィーガンの正しさと肉食の野蛮さ

肉食が語るヴィーガンの正しさと肉食の野蛮さ

こんにちは、Soyです。

実はここ数ヶ月、ヴィーガニズムについてよく考えています。

ヴィーガニズム

人間が動物を搾取することなく生きるべきであるという主義。その範囲は単に動物性食品を食べることを避けることから、あらゆる動物製品を避けることを含む(革、ウール、毛皮等々)。

Wikipedia

私は(今のところ)肉食です。というか雑食ですね。肉も野菜も魚も食べます。日本人のほとんどがそうだと思います。

だってお肉は美味しいし、大好きで、お肉を食べるとなんとなく力がついたような気になるし、元気も出ます。友達と焼肉とかしゃぶしゃぶとか定期的に行ってました。美味しいし、楽しいんです!!

肉食をやめるなんて……考えられませんでした。

でも

やめるべきだと思っています。

それは単純に、肉食 = 命をいただくこと → 動物虐待と考え方を改めたからです。

ヴィーガン?「肉風の何か」を作るなら素直に肉を食べなよ

まずは、私がヴィーガニズムの正しさに気づくまでに、ヴィーガンについてどんな風に思っていたか説明します。

ヴィーガンといえば、お肉屋さんを襲撃したり、菜食を他人に強制したりする「ヤバい人たち」のイメージがあります。一般的な日本人からすると、過激な宗教とたがいないかもしれません。

私もそう思っていたし、更に言えば「食は文化なのだから、例えばクジラを食べることに関して他国にとやかく言われる筋合いはない。同じように、犬を食べる国があっても私はそれについて口出しする権利はない。」と思っていました。

そのため、菜食を強制してくる人なんて全身全霊で拒否するつもりでした(ちなみに、強制されたり考えを押し付けられたことはありません)。

数年前、「動物はあなたのごはんじゃない」というキャッチコピーが話題でしたね。これについても「え?何のために牛や豚が作られたと思ってんの?食べるためでしょ。もともと自然界にいるわけじゃないよ。」と思ってバカにしていました。

そう、バカにしていたんです。ヴィーガンの人って考えが浅いのかななんて思っていました。実際に、ヴィーガンの中でも知識のない場合は、栄養失調になったり病気を悪化させたりと残念な結果から肉食を再開した人もいます。

「私は命に感謝して食べてるから。」

感謝すれば良い、と本気で思っていました。むしろ、日本語の「いただきます」という言葉を、「感謝する日本人は素晴らしい」という気持ちを込めて外国人に説明していました。

また、ヴィーガンのために作られる「肉風」の豆腐ハンバーグや、「肉風」の大豆肉唐揚げなどについても、「そんなに肉が食べたいのかよ(笑)主張と欲がせめぎ合ってるじゃないか」と理解できませんでした。

さらに、私が住むここドイツで出会うヴィーガンたちの「感じ」の悪さからも、ヴィーガンに対する嫌悪感を持っていました。

私は以前、飲食店で働いていました。残念ながらそのレストランにはヴィーガンメニューがありませんでした。

来客したヴィーガンたちはそれを知るや否や、ものすごい形相で睨んできたり、「ありえない」と悪態をついたりしました。

帰れ^^

と思いますよね(笑)。

それでも他の友人たちがお肉を食べるのを横目で見ながら自分は何も食べずに居座っているんです。

なんか注文しろ^^

と思いますよ、やっぱり。

そういったヴィーガンに限って、タトゥーがゴリゴリ入っていたりするんです。

そのタトゥーインク、動物実験を経て開発されたんじゃないの?

なんて言ってやろうかと思うくらいには嫌いな気持ちでいっぱいでした。

また、「ヴィーガン」といえば「ほぼ若者だけ」ということにも、偽善っぽさやファッション的な流行りであるように感じる部分がありました。

ヴィーガンには肉好きが多い?私が考えを改めたきっかけ

そんな私がヴィーガンに対して考えを改めたきっかけは、2つのYouTubeチャンネルです。

ひとつ目のTokyo Veg Lifeさんは、ヨガをきっかけに動画を見るようになりました。ふたつ目のダンテさんの動画は、このアイキャッチ画像に騙されて視聴しました(笑)。やっぱりヴィーガンって間違ってるよね〜と思って見たのに、彼自体がヴィーガンで、ヴィーガンがいかにまともで優しい人たちか、ということに気付かされたのです。

このお二人は、どちらも元お肉大好きだったのです。子供の頃からずっとお肉を食べてきました。

ぜひこの2つの動画を見てください。

一応、時間のない方のために要約します。

牛のゲップが地球の環境を脅かす!畜産業がもたらす環境破壊

経済セクター別グローバル温室ガス排出量
United States Environmental Protection Agency

まずはTVLさんの動画から。

二酸化炭素などの温室効果ガス(地球温暖化の原因)の発生を経済セクターごとに分けると、全体の24%が畜産業・農業・森林開拓が原因となっています。

このうち、14%が畜産業・農業、残り10%が森林開拓です。

また、この14%のうち87%が肉の生産や酪農、10%の森林開拓のうち、70%以上が畜産業のために使われているそうです。

畜産業による温室効果ガスの排出がとても大きいことがわかります。

印象的だったのは、動画の2分45秒あたりの牛のゲップの話です。

牛のゲップにより排出されるメタンガスは、二酸化炭素よりも熱をこもらせるガスです。

これが全体の6%にあたります。つまり牛のゲップは、私たちが使用する建物の暖房や冷房などと同じ量の温室効果ガスを排出していることになります。

肉食による環境破壊は、野菜や穀物による農地利用とは比にならないほど大規模だということですね。

一問一答で見える肉食主義者のバカさ。

ダンテさんの動画では、ノンヴィーガンからの質問に答えるという形でヴィーガンについての説明がされます。

この動画を見て私は、「なんてバカな質問が多いんだ」と思ってしまいました。でも少し前までは私も疑問に思っていたことです。

「植物だって生きてるけどそれは食べていいの?」

動物と人間、そして植物には明らかな違いがあります。それなのに、「同じでしょ。ヴィーガンなんて偽善だ」と言いたいわけです。

しかし、そもそも肉食のための畜産業によって、多くの植物が犠牲となっています。つまり、植物の命を大切にするという意味でも、菜食主義が正しいことになりますね。

「動物だって肉を食べている」

これについては選択肢の有無について述べられています。要は、人間が行う肉食は不要な殺生であり、動物のそれとは意味が違うということです。

「ヴィーガンだって収穫のときに虫を殺してる!」

今の世の中、ひとつも犠牲を出さないなんてことは不可能です。ですが、「できるだけ減らす」という選択(肉を食べない)を取ることはできると回答されています。

ヴィーガンへの誤解 。私たちが勝手に勘違いしていたこと

ここまでの質問で気付いたことですが、肉食主義の私たちは、ヴィーガンの人たちに対して大きな勘違いがあるようなのです。

ヴィーガンは卵や牛乳も摂取しません。そのため「環境や生き物に対して絶対に犠牲を払わせないと主張している人たち」というイメージが先行しています。極端な人たちだと思っているのです。

しかし実際には、できる範囲で犠牲を減らす選択、動物と環境にとってより良い選択をしているだけで、100%正義だ!なんてことは主張していないのです(人によるのかもしれませんが)。

牛肉のハンバーグがあるけれど、大豆で代用できるのだからわざわざ生き物を虐待して殺して摂取する必要はない。

自ら動物や環境のことを考えて、自らより良い選択をしているだけなのです。

そう思うと、肉食の我々がいかに愚かであるかというのがわかってきます。美味しいから、食べたいからという人間の欲望のままに、動物虐待を行なっているのです。

結局、肉食主義が主張する意見は自分の行いを正当化するための「言い訳」

先日、こんなツイートを見ました。

ヴィーガンの人で、「自分は道徳的に穢れていない、罪はない」なんて言ってる人を見たことがありません。

ダンテさんに関しても、避けられない犠牲はあるとおっしゃっています。その上で、脳も痛覚もないものを食べる選択をとっているのです。

農業による環境破壊のことももちろんわかった上で、です。

今の日本では、医薬品の開発には動物実験が不可欠です。そのため、医薬品に関してはヴィーガンの選択肢がありません。

ダンテさんは、生きるために医薬品を使用するという選択をしています。

でも、食べ物に関してはヴィーガンという選択肢がある。だから「命の選別」をしているのです。なぜそれが容認できないのでしょうか。動物の命は奪わなくても生きていけるのです。それなのに奪っている。肉食の方が、よっぽど容認されるべきではありません。

ヴィーガンが嫌われる理由は、肉食である自分の正当性が覆され、大好きな肉食が脅かされることに怯えているからです。

世界中で行われている家畜の虐待の動画も、「グロいものを流すな」とまるで自分は関わっていないかのようにヴィーガンを批判します。

生まれたばかりの子牛を愛でたいのに、すぐに引き離される牛乳用の母牛。子牛を追いかける姿がずっとまぶたの裏に焼き付いています。

麻酔なしで睾丸を引きちぎられる子牛。

卵が取りやすいように床が斜めになった鶏舎で身動きも取れず卵を生まされ続ける鶏。

狭い仕切りの中で一生同じ方向を向いて餌をたべるだけの豚。

規格外と判定された動物は、殴り殺す、焼き殺す、ビニール袋に入れて放置し窒息させる、あるいは餓死するまで放っておく……。

命ってこんなふうに扱って良かったっけ。

だれがやっていることなのか。言わずもがな、肉食の我々です。肉を食べ続ける(肉の需要がある)限り、これらは無くなりません。

「感謝していただいてるから」

というのは意味のあることでしょうか。守るべき食文化なんて、ただの人間の自己満足ではないでしょうか。

ダンテさんは動画の中で、感謝しながら財布盗まれても許せないでしょ?とおっしゃっています。

たしかに…(ちょっと笑ってしまった)。動物だって、いくら感謝されようが虐待されて殺されるなんて嬉しいはずがありません。

伝統・文化という固定観念による肉食は洗脳と同じ

子供の頃からお肉を食べて生きてきました。学校では命に感謝してご飯を食べると、食べられる命は喜んでいると教えられました。

肉を食べることが当たり前になっていますが、この常識を疑ってみるのはどうでしょうか。

科学的に、肉食よりもプラントベースの正しいヴィーガン食の方が健康に良いと証明されているそうです。

肉食する理由は、それが自分の常識だったから。

昔、戦争による大量虐殺が「普通」であったように、今、肉食による人工的な動物の繁殖と虐殺が「普通」ですね。でも、きっとこの常識は変わると思います。

いずれ、ヴィーガンが普通で、肉食が野蛮な行為だと広く認識されることになるのではないか、そうなればいいなと思っています。

それでも肉が食べたい私の選択

それでも……ここまでわかっていても、それでも肉が食べたい愚かで野蛮な人間代表・私(いや、実際のところ食欲は失せました)。

畜産業の動物虐待や、屠殺の残酷さなんて知らなかった頃は、気持ちよく美味しくお肉をいただいていました。動物たちは牧場でのびのび生きて、殺されるときも一瞬で苦しくなくて、だから食べて良し!!と思っていたのです。

でもそうじゃなかった。

家畜を育てたり殺すことに、そんなにコストをかけていられない。豚や牛に2〜3歳の子供と同じ知能があったとしても、それらはただの商品。これが現状です。

(事実を知っていながら目をつむって肉食を続けている人も多いと思います。今の私がそれです。)

現在、私はBIO系の鶏肉と卵を購入しています。これは、主に鶏舎ではなく広い牧草地で育てられた鶏、あるいはその鶏が産んだ卵です。

でも実際のところ、どこまでの環境なのかはわかりません。

牛肉・豚肉を買うことはほぼありません。でもこれは菜食主義に寄り添った考えからではなく、単純に美味しくないからです。

日本のように薄切りのお肉がないんですよね。しゃぶしゃぶやすき焼きができないから買っていなかっただけなのです……。

しかし、日本に住んでいたとしても、毎日すき焼きをするわけではありません。たまに、家族が揃ったときとかです。

なので、私が実践するのはまず「食べる量を減らす」ということ。

牛乳は小学校の給食以降飲んでいません。豆乳が好きなのでそればかりです。

ただ……、食品に含まれている動物性のなんたらはなかなか避けるのが難しいですよね。代替品を見つける努力をしなければなりません。徐々にです。

衣服や小物などの動物製品は、日本を出てからずっとボイコットしています。昔は革製品ばっかり買っていましたが、新しく買うことはしていません。

が!今気づいたけどダウンコートに入っている羽毛があった!!羽毛の採取方法についてもいろいろとあるようですね。

気をつけようと思います。

以前、生きたまま羽をもぎ取られるアヒル?か何かの映像を見てからというもの、本当に残酷なことに加担しているんだなと自分が恐ろしくなりました…。

あとフォアグラの作り方とかもね……。

自分が食べているものがどういう経緯を経て目の前にあるのか、もっと知るべきです…。

というか、どんだけ他の生き物から搾取してんだ人間……。狐が毛皮になるために、生きたまま熱湯に入れられる動画見ましたよ。彼らは痛みを感じずに毛皮になっているわけではないのです。

というわけで、まずは肉食を減らす(飼い犬には食べさせます)。そして、美味しいヴィーガンメニューのレパートリーを増やす。少しずつ移行ですね。

できることから始めます。

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