こんにちは。
美食の国イタリアに住むヴィーガンのSoyです。
イタリアといえば、パスタにピザ、リゾットなど、日本人にも馴染み深い食事がたくさんある国ですが、そのどれもが通常はヴィーガンではありません。
肉や魚はもちろんのこと、なんといっても「チーズ」がほぼすべての食事に使用されているのではないでしょうか。
ヴィーガンとして外食をするときの選択肢は、ヴィーガンカフェに行ったり、ピザならマリナーラ、パスタならペペロンチーノやポモドーロなど、あるにはあるけどいつもだいたい同じになりがちです。
しかしありがたいことに、今回街歩きをしたボローニャにはヴィーガンカフェやレストランがたくさんありました。
ヴィーガンカフェをめぐるためだけにボローニャにまた行きたい!と思うくらい素敵なお店がたくさんです。
オーガニックヴィーガンビストロ「ZEM」
地元の有機農家から仕入れた新鮮な野菜を使ったヴィーガン料理を提供しています。
また、添加物や化学調味料などは使用していません。
私たち人間を含めたすべての生き物と自然環境を尊重し、倫理的な選択を可能にするための努力をしているとのことです。
なんてすばらしい理想的なバックグラウンド……!
すべてのビジネスがこうであればいいのにと思わずにいられません。
しかも、ヴィーガンレストランには珍しい「郷土料理」を提供するレストランです。
全メニューをオーダーさせてくださぁい!!!
と言いたいところですが予算とお腹の関係上、そういうわけにも行かず、私と夫でそれぞれサイドメニューとメインを1つずつ注文しました。
Tigella(ティジェッラ)は、ボローニャを含むエミリア・ロマーニャ州で食べられる伝統的なストリートフードです。
サラミやチーズを挟んだ軽食にちょうどいいサイズのサンドイッチです。
ZEMでは、ローストしたひよこ豆とレンズ豆のペーストにヴィーガンマヨネーズとイーストフレークのソースをあわせたフィリングで提供されていました。
Erbazzone(エルバッツォーネ)もまたエミリア・ロマーニャ州の郷土料理です。こちらは”ほうれん草パイ”と訳されることが多いみたいですが、ビエトラという青菜が使用されます。
伝統的にはチーズも入れられるようですが、ZEMではヴィーガン仕様になっています。
地元の料理をヴィーガン仕様でいただけるのは、旅行者にとってありがたいことですね〜〜〜♡
トルテローニ?トルテリーニ?似たような名前で混乱してしまいそう……。
トルテローニは大きいサイズ、トルテリーニは小さいサイズだそうで、もうひとつトルテッリという中間サイズのパスタがあるらしいのですが覚えなくて大丈夫です!
こちらもエミリア・ロマーニャ州の伝統料理で、一般的にはビエトラやリコッタチーズなどを詰めるようです。
ZEMでは、トルテローニにかぼちゃのペーストと、トルテリーニにひよこ豆、レンズ豆とトマトのペーストが詰められています。
文字にするとシンプルな味のような気がしますが、これが本当に素材の味と調味料がマッチして美味しくて感動しました!
他にもバーガーやパスタ、デザートなどおいしそうなメニューがたくさんあります。
ボロネーゼ発祥の地でもあるので、次はヴィーガンボロネーゼを食べに来たいなぁ。
朗報!なんとオンラインで買える
帰ってからもずっと「あれ美味しかったね〜また食べたいね〜また行こうね〜」と夫と話していましたが、ボローニャまで行かなくても願いが叶いそうです。
https://www.lazappaeilmestolo.it/negozio/
スーパーの商品に比べるともちろんお値段は張りますが、オーガニックだし交通費のことを考慮すればお釣りがくる安さ!
まとめ買いして特別な日に食べるの、ありよりのあり〜♪
イタリア在住の皆様、ぜひお買い求めくださいまし。ヴィーガンじゃない人にも試してもらいたい!
アクセス
Via Mascarella, 76a, 40126 Bologna BO
定休日は日曜日、営業時間はランチとディナーです。
ユニークな飲み物とおいしいケーキがある「Uno Caffé Olistico」
オーガニックの食材を使用したヴィーガンメニューを提供するカフェです。
ただ、完全ヴィーガンではなく、チーズなどを使用したベジタリアンメニューもあるため、ヴィーガンの方は店員さんに確認をした方がベターです。
また、オーガニックに関してもすべてかどうかは定かではありませんのでご注意。
パスタからサイドディッシュ、パンケーキやスムージーなどメニューが盛りだくさんでした。
とくにおすすめは、惑星の名前にちなんだスーパーフード入りドリンクです。
夫はGiove(木星)、私はMarte(火星)を注文しました。
Gioveは、りんご、にんじん、キャベツ、セロリ、レモン、生姜、ミントにクロレラパウダーが入っており、デトックスと肝臓の働きを助ける効果があるドリンクです。
Marteは、バナナ、りんご、ピーチ、紫キャベツ、ほうれん草、マカ、そしてヘンプシードが入っていて、筋肉を活性化させる効果があるとのことでした。
普段は家でフルーツメインのスムージーを飲んでいますが、キャベツやセロリが入っていてもけっこう飲みやすいんだなと新たな発見でした。
ちなみにストローはパスタです(◉⌓◉ )!!
ドリンクに加えて、その日のケーキ(ピーチでした)を注文。
ヴィーガンになってから長年欲しつづけた生クリーム!おそらくココナッツクリームから作られたものと思われます。
皮付きの桃がたっぷりと、そしてスポンジケーキもしっとりホワホワで、とても美味しかったです。
アクセス
Via Guglielmo Oberdan, 27a, 40126 Bologna BO
定休日は月曜日、営業時間は朝9:00〜20:00または23:00です。
行きたかったけど行けなかったボローニャのヴィーガンカフェ
日帰りショートトリップでいけるお店は2〜3件が限度……。
他にもたくさん魅力的なヴィーガンレストランやカフェがボローニャにはたくさんあるのに!
そんな中でも、今回行く予定だったけど都合により足を運べなかったお店を2件ご紹介します。
本当にヴィーガン?と目を疑うほどケーキが美味しそうな「Missfagiola Green Lab」
美味しいヴィーガンケーキをどうしても食べたくて、前日から楽しみにしていたお店でした!
このお店は、ヴィーガンのチーズケーキに情熱を注いでいるらしく、美味しそうなチーズケーキの写真がたくさんあります!
しかしなんと土日が定休日。
イタリアでも飲食店は土日に空いているお店が結構あるため、この営業時間は盲点でした。
Via S. Felice, 116b, 40122 Bologna BO
定休日は土・日、営業時間は12:00〜16:00です。
人気で混み合っていた「FRAM BISTROT BIO VEG」
こちらは第一候補の上記カフェがお休みだったので急遽見つけたお店です。
ヴィーガンの美味しそうなクロワッサン(しかもクリーム付き!)が食べられるかも、と期待して行ってみました。
すると、まだランチの時間だったからか人がたくさんいて、カフェメニューだけのオーダーでは席を取ることができませんでした。
あと1時間待てば案内できるよと言われましたが、うーーーん。
ショーケースの中のケーキもほとんど売り切れているっぽいし、クロワッサンは朝食だけっぽかったので今回はやめておきました。
Via Rialto, 22, 40124 Bologna BO
定休日は日曜日、営業時間は9:00〜20:00または22:00です。
ボローニャ観光(ついで)
ぶっちゃけイタリアのどこに行っても同じに見える残念な感性の持ち主なので、観光地ってそんなに興味ありません……。
でも一応載せときます!!
おもしろいなと思ったのは、通りがほとんどすべてアーケードのようになっていて、雨の日でも歩きやすそうなところです。
そして、1088年創立のヨーロッパ最古である大学「ボローニャ大学」があるというところ。
ほぼ1000年前ってすごいですね。そんなボローニャ大学は規模も大きく、イタリア国内で2番目だそう。
学生の街としても活気のある街です。
ぜひ訪れてみてください♪