【ティアハイム】片耳のうさぎ、助けを求める子猫【動物たちの運命】

cat sitting on the street

こんにちは、Soyです。こちらのページでは、ベルリンの動物保護協会”TVB(Tiershutzverein für Berlin)”が発行するマガジン「tierfreund」の一部をご紹介します。ドイツ人の友人の助けを借りながら、翻訳及び補足等をしていますが、一部読みにくい文章があるかもしれません。ご了承ください。

今回は、ティアハイム(動物保護施設)に運ばれたウサギと子猫のお話です。

黒ぶちウサギの新しい友達

rabbit

2017年のクリスマスは、とあるウサギにとって不運なものとなりました。クリスマスイブの少し前に、7才の黒ぶち柄をしたメスのウサギがティアハイム(動物保護施設)に運ばれました。彼女は、一緒に飼われていた友達ウサギを失くし、孤独になってしまうところだったのです。ドイツでは、ウサギは群れで暮らす生き物なので、最低でも2羽から飼うようにするそうです。

さらに、彼女は片方の耳にひどい怪我をしていて、もう治療の施し用がない状態でした。仕方なく、獣医により大掛かりな手術がとり行われ、耳を切断することになりました。ティアハイムの職員は、そんな彼女に「Einohrhase(アインオーァハーゼ)」(片耳ウサギ)というニックネームを与えました。これは、映画「Keinohrhase(カインオーァハーゼ)」(耳なしウサギ)を文字って名付けたのでしょう。

彼女は、耳を失ったことを全く意に介していませんでした。彼女の気高い心からは、何も失われてなどいなかったのです。ここにひとつ、彼女のおとなしくも強情な性格を表したエピソードを紹介します。ある日、ボランティア職員が彼女の小屋の掃除をしようとしました。しかし、彼女は意地でも動いてやらん!とばかりに小屋の真ん中でじっとし、職員に道をゆずりません。やむを得ず、職員は彼女を隅の方へ押して移動させたり、外へ追い出したりしなければならないのでした。

彼女は、2月の終わり頃から、新しいウサギ部屋で新しい友達ウサギと暮らしています。新しい友達は、片耳の彼女のユニークな魅力に、即行で心を奪われたようでした。

助けを求める子猫

cat sitting on the street

1月中旬のとある土曜日、ひとつの緊急電話がティアハイムベルリンに鳴り響きました。ヘラース村の住宅街で、前日から1匹の猫が大きな声で鳴いているというのです。その猫は、お尻からなにか得体の知れないものをぶら下げ、ひどい臭いを放っているらしく、誰もその猫を保護するどころか触ろうともしない、とのことでした。ティアハイムの職員リカは、途中の仕事を放り出して現場へと向かいました。

リカは現場で、6ヶ月ほどの小さな子猫を見つけました。子猫は悲痛な鳴き声で身をすり寄せてきました。そのときもまだ、子猫のお尻からぶら下がっているものが何なのかは不明でした。全体的に湿っていて、腐ったような臭いがしました。おそらく、そのせいでこの子猫は外に放り出されたのでしょう。野良で生まれ育った猫とは全く異なり、人懐こくて人を信用しきった子猫でした。

子猫はただちにティアハイムの獣医のもとへ運ばれました。そして、すぐに診察をして、できるだけ早く手術を受ける必要があるとわかりました。お尻からぶら下がっていたのは、約8cmの腸だったのです。患部は、真っ赤に炎症を起こして腫れていました。これは、猫が長期間にわたって下痢に苦しみ、外へ強く押し出そうとする力が常に加わると起こりやすいのです。もし何の助けもなければ、この子猫は命を落としていたでしょう。幸運にも、そこに人の関心が向けられたため助かったのです。

ペネロペと名付けられたこの子猫は、手術を乗り越え、その後病院で体を休ませて回復しました。最も良かったことは、2月の上旬からパンコウにある新しい家で、もう1匹の猫と暮らせるようになったことです。

Tierschutzverein für Berlin
日本語訳の掲載は、広報担当者の許可を得ています。

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